中2理科|中枢神経と末しょう神経の違いをわかりやすく解説 京の算数学#1549

京の算数学問題#1549

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算数学コラム

中学2年生の理科「動物の行動のしくみ」では、神経系について学習していきましょう。

この単元でよくあるのが、

「中枢神経と末しょう神経って何が違うの?」

「感覚神経と運動神経はどっちがどっち?」

「脳とせきずいは何神経に分類されるの?」

「反射のときは、なぜ脳を通らないの?」

という混乱です。

特に定期テストでは、単純な用語の暗記だけでなく、刺激を受けてから体が反応するまでの信号の経路を問われることがあります。

そのため、それぞれの神経の名前だけを覚えていても、問題の聞かれ方が変わると答えられなくなることがあります。

今回は、中枢神経と末しょう神経の違いを中心に、感覚神経・運動神経・反射まで整理していきましょう。

神経系は中枢神経と末しょう神経に分かれる

動物の体には、刺激を受け取ったり、体を動かすための命令を伝えたりする神経が存在しています。

このような信号の伝達に関係するしくみを、神経系といいます。

神経系は、大きく2つに分かれます。

中枢神経→脳・せきずい

体に入った情報を処理し、体のはたらきを調整する中心となる部分。

末しょう神経→全身に広がる神経

脳やせきずいから枝分かれし、体の各部分と中枢神経をつないでいる神経。

まずは、中枢神経=脳・せきずい、末しょう神経=そこから枝分かれして全身に広がる神経という違いを覚えておきましょう。

中枢神経と末梢神経

中枢神経とは?

中枢神経は、脳とせきずいからできています。

脳

脳は、体のさまざまな部分から送られてきた情報を受け取り、判断したり命令を出したりするはたらきをしています。

例えば、目の前にボールが飛んできたとしましょう。

目でボールを見た情報が神経を通って脳へ伝わり、脳ではボールの動きに応じて体をどう動かすか判断します。

その後、必要な筋肉へ命令が伝えられ、手や腕を動かすことができます。

せきずい

せきずいは、背骨の中を通っている神経系の重要な部分です。

脳と全身の間で信号を伝える通り道として働きます。

また、反射と呼ばれる反応では、せきずいが命令を出す場合があります。

ここで重要なのは、せきずいも中枢神経に含まれるということです。

脳だけを中枢神経と覚えてしまわないようにしましょう。

末しょう神経とは?

末しょう神経は、脳やせきずいから枝分かれして、体のすみずみにまで広がっている神経です。

中2理科では、この末しょう神経をさらに2つに分けて学習します。

①感覚神経

感覚神経は、感覚器官からの信号を中枢神経へ伝える神経です。

例えば、目で物を見たり、耳で音を聞いたり、皮膚で熱さを感じたりすると、その情報が感覚神経を通って中枢神経へ伝わります。

ここで覚えたいのは、信号が伝わる向きです。

感覚神経の向き

感覚器官(目・耳・皮膚など)→感覚神経→中枢神経(脳・せきずい)

この順番です。

②運動神経

運動神経は、中枢神経からの命令を運動器官へ伝える神経です。

例えば、腕を曲げようとするとき、脳からの命令が運動神経を通って筋肉へ伝わります。

すると筋肉が収縮し、腕を動かすことができます。

運動神経の向き

中枢神経(脳・せきずい)→運動神経→運動器官(筋肉など)

この順番です。

感覚神経とは向きが逆になるので、セットで覚えておきましょう。

中枢神経と末しょう神経の違いを表で整理

種類主なつくり・分類はたらき
中枢神経脳・せきずい情報を処理し、命令を出す
末しょう神経感覚神経感覚器官から中枢神経へ信号を伝える
末しょう神経運動神経中枢神経から運動器官へ命令を伝える

この表は、定期テスト前に何も見ずに書けるようにしておくのがおすすめです。

刺激を受けてから反応するまでの流れ

ここからは、今回の単元で特に重要な部分です。

中枢神経と末しょう神経について、名称だけを覚えるのではなく、信号が伝わる流れとして整理します。

例えば、目の前に飛んできたボールを見て、手でつかむ場合を考えましょう。

意識して起こす反応

  1. 目でボールを見る(感覚器官)
  2. 感覚神経が信号を伝える
  3. 脳で情報を処理し、命令を出す(中枢神経)
  4. 運動神経が命令を伝える
  5. 腕の筋肉が動く(運動器官)

つまり、

感覚器官 → 感覚神経 → 中枢神経 → 運動神経 → 運動器官という順番になります。

定期テストでは、この順番を並べ替える問題がよく扱われます。

また、脳から腕の筋肉へ命令が伝わる場合は、脳からせきずいを通って神経へと信号が伝わることも押さえておきましょう。

反射とは?意識して起こす反応との違い

もう一つ、定期テストで重要なのが「反射」です。

例えば、熱いやかんにうっかり触れてしまったとき、思わず手を引っこめることがあります。

このように、刺激に対して意識せずに起こる反応を反射といいます。

反射は、脳で熱いと意識する前に手を引っこめることができるため、体を危険から守ることにつながります。

反射の信号の経路

熱いものに触れて手を引っこめる場合、信号は次のように伝わります。

反射の経路

  1. 皮膚で熱さの刺激を受ける
  2. 感覚神経が信号を伝える
  3. せきずいが命令を出す
  4. 運動神経が命令を伝える
  5. 筋肉が動き、手を引っこめる

通常の意識して起こす反応との大きな違いは、脳で意識する前に、せきずいが命令を出していることです。

ただし、反射のときに脳へまったく情報が伝わらないわけではありません。

手を引っこめた後などに、脳でも熱さを意識します。

反射はなぜ速いの?

テストでは、反射のしくみだけでなく、

「反射が、意識して起こす反応より短い時間で起こるのはなぜか」

という記述問題が出ることがあります。

この場合は、脳で意識する前に、せきずいから命令が出されるため。

と答えられるようにしておきましょう。

定期テストでよくある間違い

この単元は、神経の名称が似ているため、言葉を混同しやすいところです。

特に次の4つに注意しましょう。

①中枢神経=脳だけ、と覚える

中枢神経は脳だけではありません。

脳・せきずいの2つです。

②感覚神経と運動神経の向きを逆にする

感覚神経は、中枢神経へ信号を伝えます。

運動神経は、中枢神経から命令を伝えます。

名前だけでなく、矢印の向きもセットで覚えましょう。

③感覚器官と感覚神経を混同する

目や耳、皮膚などは感覚器官です。

そこからの信号を中枢神経へ伝えるのが感覚神経です。

器官と神経は同じものではありません。

④反射は脳に信号が伝わらない、と覚える

反射では、脳で意識する前にせきずいなどから命令が出ます。

しかし、刺激の情報は脳にも伝わります。

反射の命令の経路と、脳で刺激を意識することは分けて考えるようにしましょう。

確認問題

ここまで理解できたら、何も見ずに次の問題に答えてみましょう。

問1

脳とせきずいからなる神経を何といいますか。

問2

脳やせきずいから枝分かれして全身に広がる神経を何といいますか。

問3

感覚器官からの信号を中枢神経に伝える神経は何ですか。

問4

中枢神経からの命令を運動器官に伝える神経は何ですか。

問5

刺激に対して意識せずに起こる反応を何といいますか。

問6

熱いものに触れたとき、脳で熱いと意識する前に手を引っこめる命令を出すのはどこですか。

問7

感覚神経と運動神経は、それぞれ中枢神経と末しょう神経のどちらに分類されますか。

確認問題の答え

問題解答
問1中枢神経
問2末しょう神経
問3感覚神経
問4運動神経
問5反射
問6せきずい
問7どちらも末しょう神経

中2理科「中枢神経と末しょう神経」一問一答PDF

今回学習した内容を、定期テスト対策用の一問一答PDFにまとめました。

中枢神経と末しょう神経の違いだけでなく、感覚神経・運動神経・反射のしくみまで確認できます。

学校のワークを解く前の確認や、定期テスト直前の復習に活用してください。

中2理科 定期テスト直前対策

中枢神経と末しょう神経 一問一答

全18問/A4・問題1ページ+解答1ページ

まとめ 神経の名前よりも信号の向きを覚えよう

今回は、中2理科の「中枢神経と末しょう神経の違い」について整理しました。

中枢神経は脳とせきずい、末しょう神経はそこから全身に広がる神経です。

そして、末しょう神経には、感覚器官からの信号を伝える感覚神経と、筋肉などへ命令を伝える運動神経があります。

定期テストでは、これらの名前を暗記するだけでなく、どこから、どこへ、何を伝えるのかまで理解しておくことが大切です。

特に刺激から反応までの順番と、反射の場合の違いは、図を使いながら自分で説明できるようにしておきましょう。

京の算数学 解答#1549

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