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京の算数学問題#1347

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算数学コラム
「なんで?」「どうして?」が止まらない。
正直、忙しいときはしんどいですよね。
でもこの“質問の多さ”、見方を変えると 算数の伸びしろです。
質問が多い子は、理由を探す力=思考する癖を持っています。
親や先生が“答えを渡す”だけじゃなく、考え方の形に変えてあげると、算数がグッと得意になります。
算数で伸びる「なんで?」はこの3種類
質問が多い子の「なんで?」を、まず分類すると関わりやすいです。
- しくみ型:「なんで繰り上がるの?」
- 手順型:「なんでこの式になるの?」
- 確認型:「なんでダメ?合ってる?」(不安・自信不足)
この3つは、声かけの仕方が少し違います。
「質問が多い子」が算数で伸びる理由
質問が多い=「理由」「根拠」を求める癖がある。
算数はまさに
- なぜそうなる?
- どう考えた?
- 別のやり方は?
- たしかめるには?
ができるほど強くなる教科なので、相性がいいんです。
声かけは「共感→問い返し→仮説→たしかめ」で武器になる
- 共感:「気になるよね」
- 問い返し:「どうしてだと思う?」
- 仮説:「AとBならどっちかな?」
- たしかめ:「どうやって確かめる?」
この流れを作ると、質問が“思考トレ”になります。
すぐ使える!算数につなげる声かけフレーズ集
① 計算の「なんで?」(繰り上がり・繰り下がり)
子「なんで8+7が15なの?」
- 「いい質問。10を作ると分かりやすいよ」
- 「7を2と5に分けると?」
- 「8+2=10、残り5。だから15」
ねらい:理由を「10のまとまり」に結びつける
子「13−8ができない!」
- 「まず10に戻ろう」
- 「13→10で3減った。残りは?」
- 「8は10より2小さいから、3に2足して5」
ねらい:「10に戻す」の型を作る
② 文章題の「なんで足すの?引くの?」
子「なんで足すの?」
- 「増える話?減る話?」
- 「最後の文、何を聞いてる?」
- 「数直線にすると矢印が見えるよ」
ねらい:「状況判断→式」の順番を作る
③ 図形の「なんで三角形?」(図形嫌い予防)
子「なんでこれは三角形?」
- 「辺が何本?」
- 「角がいくつ?」
- 「だから三角形だね」
ねらい:見た目じゃなく“特徴の言葉”で判断する
④ 単位・時計の「なんで?」
子「なんで1時間半が90分なの?」
- 「1時間は何分?」(60分)
- 「半分は?」(30分)
- 「60+30で90」
ねらい:「基準→分ける→足す」の型
「質問が多い子」を伸ばす3つのコツ
コツ1:すぐ答えないで“3秒待つ”
質問が多い子は、考える余白があると自分の言葉が出ます。
「なんでだと思う?」を挟むだけで、思考が育ちます。
コツ2:二択を出す(仮説を作りやすくする)
- 「増える話?減る話?」
- 「足す?引く?」
- 「10を作る?10に戻す?」
選択肢があると、子どもは動けます。
コツ3:「たしかめ方」をセットで教える
質問が多い子は、実はここが伸びポイント。
- 計算なら逆算
- 文章題なら数直線
- 図形なら辺と角を数える
- 単位なら基準(60分、100cm)に戻す
“確かめる方法”があると自信も育ちます。
NGになりやすい返し
- 「決まりだから!」
- 「とにかくそうして!」
- 「あとで(曖昧)」
- 長すぎる説明
代わりにこれが安全
- 「いい質問。理由は1つだけ言うね」
- 「今は忙しいから、質問メモに書いて夜に1つ答えるね」
親のHPも守りましょう。
1日3分:質問を“算数の武器”にするミニ習慣
習慣①:「理由を1行」
宿題の最後に一言だけ。
- 「今日は10を作ると速いと分かった」
習慣②:「別のやり方ある?」
正解したら、1回だけ。
- 「別のやり方ある?」(なくてもOK)
習慣③:「確かめる」
逆算で1問だけ確認。
- 8+7=15 → 15−7=8
まとめ:「なんで?」は才能。算数に変換すれば伸びる
- 質問が多い子は、理由を探す力が強い
- 声かけは 共感→問い返し→仮説→たしかめ
- 二択と確かめ方を用意すると、算数に直結する
- 親は全部答えなくてOK。考え方の道を作れば十分
京の算数学 解答#1347




