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京の算数学問題#1305

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算数学コラム
「うちの子、計算はすごく速いんです」
低学年のお子さんを持つ保護者の方から、よく聞く言葉です。
たしかに、
- 足し算・引き算がスラスラ
- クラスでも早い方
- テストもほぼ満点
こうなると、「算数は大丈夫そう」と思いますよね。
でも、塾でたくさんの子を見ていると、少し気になるケースもあります。
ここで言いたいのは、
計算が速い=ダメ
安心できない=危険
という話ではありません。
「計算が速い」ことと「算数が得意になる」ことは、必ずしも同じではない
というお話です。
①とにかくスピード重視になっている
計算が速い子の中には、
- 速さをほめられ続けてきた
- 早く終わることが正解だと思っている
子がいます。
こんな様子はありませんか?
- 見直しをしない
- 式を書かずに答えだけ
- 間違いを気にしない
速さ=良いことになりすぎていると、いわゆる算数力の成長が止まることがあります。
②なぜその計算になるかを説明できない
低学年のうちは、説明できなくても計算はできます。
でも、
「どうしてそうなったの?」
と聞いたときに、
- 「なんとなく」
- 「そう習ったから」
しか返ってこない場合は、少し注意が必要です。
理解が浅いままだと…
- 文章題で止まる
- 少し形が変わると混乱する
- 学年が上がると一気に難しく感じる
計算は、大前提として解き方から学び解く喜びを知った上で理解のフェーズに進むので、スピードがあるからと言って安心というわけではありません。
③数の意味を考える前に手が動いている
速い子ほど、
- 問題を最後まで読まずに計算
- 数字を見た瞬間に反応
してしまうことがあります。
よくある例としては、
- 足し算か引き算かを考えていない
- 問題の場面を想像していない
こうなると、低学年では通用しても、中学年以降の文章題で一気につまずきやすくなります。
④間違えても気にしない
スピード型の子に多いのが以下の特徴です。
- 「あ、間違えた」→すぐ次
- 間違い直しをしない
- なぜ違ったか考えない
これは性格ではなく、速さを優先してきた結果のことが多いです。
⑤本当に見ておきたいチェックポイント
「安心できるかどうか」は、ここを見ると分かりやすいです。
確認したいポイント
- ゆっくりでも正確にできるか
- 式を書いて説明できるか
- 「どうして?」に言葉で答えようとするか
- 文章題で立ち止まれるか
これができていれば、計算が仮に遅くてもしっかり土台ができています。
⑥家庭でできる、ちょっとした関わり方
特別なことは必要ありません。
- 「どう考えたん?」
- 「式、書いてみよか」
- 「もし間違えてたら、どこかな?」
速さを止めるのではなく、考える時間を足すイメージです。
最後に
低学年で計算が速いのは、とても良いスタートです。
でも、
速さだけで安心してしまうと、見えないつまずきを見逃しやすい
のも事実です。
今の時期に
- 考える
- 説明する
- 立ち止まる
この3つを少し意識するだけで、
中学年・高学年で算数がグッと楽になります。
アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
- 速さより考え方
- 答えより途中
- できるより分かる
を大切にしています。
「今はできているから大丈夫」
ではなく、
「この先も伸びるかどうか」
そこを一緒に見ていく教室です。
京の算数学 解答#1305




