アウトプットが苦手な子への関わり方 「話せない・書けない」は才能の問題じゃない 京の算数学#1282

京の算数学問題#1282

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算数学コラム

塾で長年子ども達の指導にあたっているとこんな質問を頻繁に耳にします。

「頭の中では分かってるみたいなんですけど…」
「説明させると黙ってしまって」
「書こうとすると手が止まるんです」

このとき、つい大人はこう考えてしまいます。

  • 理解が浅いのかな
  • 勉強が苦手なのかな
  • 考えてないのかな

でも、塾でたくさんの子を見てきてはっきり言えることがあります。


アウトプットが苦手=理解できていない、ではありません

むしろ、
インプットはできているのに、外に出す練習が足りていないだけ
という子がとても多いです。


① アウトプットは「才能」ではなく「経験量」

説明する・書く・話す。

これらはすべて練習量がものを言う力です。

でも学校の勉強は、

  • 聞く
  • 見る
  • 解く

が中心で、話す・説明する機会は意外と少ない

だから、

「できなくて当たり前」

なんです。

② 黙ってしまう子が感じている“本音”

アウトプットが苦手な子の多くは、こんな気持ちを持っています。

  • 間違えたらどうしよう
  • うまく言えなかったら恥ずかしい
  • 正解を言わないといけない
  • 急かされるのが怖い

つまり、

「分からない」のではなく
「安心して出せない」

状態が多いです。

③ 一番やってはいけない関わり方

実は子ども達は声かけ1つで大きく変わります。

NGな声かけの代表例は

  • 「ほら、言ってみて」
  • 「なんで言えへんの?」
  • 「前も同じとこやったやん」
  • 「ちゃんと考えてから話して」

これを言われると、頭の中が一気に止まります。

アウトプットはプレッシャーをかけると一気にできなくなります

④ 正解は「小さく・あいまいでもOK」にすること

アウトプットが苦手な子には、ハードルを思い切り下げるのがコツです。

特にこんな関わり方がおすすめです。

  • 「完璧じゃなくていいよ」
  • 「途中まででいいから言ってみて」
  • 「合ってなくてもOK」

最初は

  • 単語1つ
  • 指差し
  • 図を見せる

それだけでも十分なアウトプットです。

⑤「質問の形」を変えるだけで話しやすくなる

説明が苦手な子にいきなり「説明して」は難しい。

ステップ式の聞き方

  1. 「どこから見た?」
  2. 「最初に何した?」
  3. 「ここ、同じやと思った?」

答えやすい質問を小分けにするこれだけで、言葉が出やすくなります。

⑥書くアウトプットは「きれいさ」を求めない

書けない子ほど、

  • 字がきれいじゃない
  • 文になっていない
  • 順番がバラバラ

ここを気にします。

でも最初は

  • 箇条書き
  • 図+短い言葉
  • 途中で止まっている文

「頭の中が出ている」ことが大事。

清書は、ずっと後でいいんです。

⑦アウトプットが少しずつ伸びるサイン

こんな変化が見えたら、ちゃんと育っています。

  • 前より言葉が増えた
  • 途中まで話せた
  • 自分から説明しようとした
  • 「ここまでは分かる」と言えた

これはすべて、大きな前進です。


最後に

アウトプットが苦手な子は、
決して怠けているわけでも、
理解力が低いわけでもありません。

ただ、

出す練習を
安心できる場所でしていないだけ
です。

大人ができる一番のサポートは、

  • 待つ
  • 急かさない
  • 正解を求めすぎない
  • 出てきた言葉を受け止める

こと。

アウトプットは、
「言っても大丈夫」な空気の中で育つ力です。


京都市中京区・アイデア数理塾では

アウトプットが苦手な子に対して、

  • いきなり説明させない
  • 図・指差し・一言からOK
  • 間違えても止めない
  • 「どこまで分かっているか」を大切にする

指導を行っています。

説明できるようになるのは、最後で大丈夫。

その前に、
安心して出せる経験を積み重ねることを
何より大切にしています。

京の算数学 解答#1282

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