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京の算数学問題#1230

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算数学コラム
「計算はできるのに、文章題になると手が止まってしまう…」
「読んでも何をすればいいのか分からないみたい」
算数が苦手な子の多くがつまずくのが“文章題”。
でもそれは、算数の問題ではなく「言葉の理解」の問題です。
つまり、“読み方”を変えれば、
算数の苦手はぐんと減っていきます。
今日は、家庭でもできる「読み解く練習のコツ」をお伝えします。
そもそも、なぜ文章題が苦手になるの?
子どもが文章題を苦手と感じる理由は、大きく3つあります
文章の意味がつかめない
→ 「何を聞かれているのか」が理解できない
情報を整理できない
→ 数字や条件が多くて混乱してしまう
式の立て方が分からない
→ “言葉を数式に変える”橋渡しができない
つまり、文章題を解くには「国語×算数」の両方の力が必要なんです。
家庭でできる“読み解く練習”3ステップ
ステップ① 「読む」前に“イメージする”
文章題を読ませる前に、
まず状況をイメージさせることがポイントです。
「りんごが3個、みかんが2個あります」
とあったら、
「りんごとみかん、頭の中で並べてみようか?」
「りんごの方が多いね。いくつ多い?」
このように、“目で見て・心で想像する”ことを促すと、
数字が“意味のあるもの”として頭に入ってきます。
コツ:絵やブロックを使ってOK!
イメージがつかめれば、式を立てるのがぐっと楽になります。
ステップ② 「質問しながら読む」
文章を丸ごと読むと、情報が多くて混乱します。
1文ごとに立ち止まって、“問いを立てながら読む”練習をしましょう。
「ノートを3冊買いました。1冊120円です。」
👩👦「ここまでで分かったことは?」
👦「ノートが3冊で、1冊120円!」
👩👦「このあと、何を聞かれそう?」
👦「全部でいくらか、かもしれない!」
このやりとりこそが、“考える読解”の練習になります。
ただしこのやり取りはやりすぎは注意!
思い込みが強いタイプのお子さんにとっては逆に思い込みを強化することで問題の読み違いが強化される可能性があります。
このタイプはこのステップはやらない方が良いかと思います。
コツ:質問は「どう思う?」で終わらせる
答えを教えるより、“自分で考える”時間を大切に。
ステップ③ 「自分の言葉で言いかえる」
文章題を読んだあと、
「つまり、この問題は何を聞いてるの?」
と聞いて、自分の言葉で説明させる練習をしてみてください。
言葉で言いかえられる=理解できている、ということ。
ここができるようになると、算数の文章題は一気に楽になります。
コツ:正確さより“意味が伝わるか”を重視!
「式が合ってるか」より「考え方を話せたか」でOKです。
文章題が“読める子”は、考える子
「読み解く力」は、ただの読解ではありません。
それは、“自分で考える力”の入り口です。
- どんな情報が必要?
- 何を聞かれている?
- どんな順で考えたらいい?
この“思考のプロセス”を、日常の中で少しずつ練習するだけで、
算数だけでなく、理科や社会の理解力も伸びていきます。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
「文章題が苦手な子」のために、読み解く力を育てる授業を行っています。
- 問題文の理解から一緒に進めるサポート
- 「どう考えたか」を言葉で説明する練習
「読むのが苦手」「文章題がイヤ」だった子も、
“問題の意味がわかる喜び”を感じられるようになります。
まとめ
- 文章題が苦手な子は「読む力」と「整理する力」に課題がある
- イメージ・質問・言いかえの3ステップで“読み解く力”が育つ
- 文章題は「考える力」を伸ばす最高のトレーニング
- アイデア数理塾では、“読む算数”を通じて理解を深める指導を実施
京の算数学 解答#1230




