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京の算数学問題#1218

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算数学コラム
「もっと厳しく勉強させるべき!」
「いや、のびのび育てたほうがいい!」
…こんなすれ違い、ありませんか?
夫婦で教育方針が違うのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、それぞれの経験や価値観が違うからこそ自然なことです。
でも、そのズレを放っておくと、
子どもが「どっちの言うことを聞けばいいの?」と混乱してしまうことも。
今回は、夫婦で教育観が違うときの上手なすり合わせ方と、
子どもの「安心して学ぶ力」を守るためのポイントをお伝えします。
そもそも「教育観の違い」って何?
夫婦で意見が食い違うとき、よくあるのが次のようなケースです。
一方は、学歴よりも本人のやりたいことを重視し、一方は学歴を重視する。
一方は、習い事を重視するが一方は自由な時間を優先させたい。
特に中学受験などでも良くご相談をお受けするケースですが、これらは、どちらが正しいという話ではなく、
それぞれ「子どもを思う気持ち」が違う形で表れているんです。
違いの背景には「育ってきた環境」がある
教育観の違いの根っこには、
夫婦それぞれの「原体験」や「育った家庭の価値観」があります。
- 「自分は厳しく育てられたから、甘やかすのは良くない」
- 「自分は怒られてばかりだったから、子どもには優しく接したい」
どちらも、子どもに幸せになってほしいという想いから出ています。
またご両親の学歴によっても価値観が大きく異なるのが良くある話です。
ここでいう学歴とは偏差値の話ではありません。
例えば私の両親は大学へ行っていません。
当時の時代背景からも、高校を卒業して働き始めることが珍しくなかったからです。
なので私が大学へ行きたいと両親に相談した時も「そもそも行けるのか?大学ってどうやっていくのか?」という会話から始まりました。
大卒が良い悪いの話ではなく、経験したこと以外はわからないのです。
だからこそ、まずは「相手の考えの背景を知ること」から始めましょう。
ステップ①:意見を“ジャッジせず”に聞く
夫婦で教育観を話すとき、一番やってはいけないのは、
「あなたの考えは間違ってる」
と否定から入ること。
探究学習と同じで、まずは「相手の意見を観察」する姿勢が大事です。
「どうしてそう思うの?」
「それって、どんなときにそう感じたの?」
相手の背景を“掘り下げて聞く”ことで、
「なるほど、そういう考え方もあるのか」と理解の扉が開きます。
ステップ②:共通のゴールを見つける
教育観の違いがあっても、最終的なゴールはきっと同じはずです。
「子どもが自分らしく生きられるように」
「将来、幸せになってほしい」
ここを共通の目的として確認することが、すり合わせの第一歩。
たとえば、
- 「勉強ができるようになってほしい」も、
→「自信を持って将来を選べるようになってほしい」という想いに置き換えられる。 - 「自由にさせたい」も、
→「自分で考える力を育てたい」という方向に整理できる。
“ゴールが一緒なら、方法はちがってもOK”と考えると、ぐっと楽になります。
ステップ③:役割を分けてサポートする
どちらかの考えに完全に寄せる必要はありません。
むしろ、夫婦で得意なサポートを分担するのが理想です。
| 夫が得意 | 妻が得意 |
|---|---|
| 論理的な話・目標設定 | 感情のケア・共感的な声かけ |
| 習慣づけ・時間管理 | モチベーションを保つサポート |
たとえば、
- 父親が「どう勉強するか」の計画を立て、
- 母親が「気持ちのフォロー」をしてあげる。
このように役割を分ければ、
子どもにとっても「両方の良さ」が届きます。
ステップ④:第三者の視点を取り入れる
どうしても意見が平行線になってしまうときは、
塾や学校の先生など第三者の意見を挟むのがおすすめです。
教育の専門家は、感情ではなくデータや経験から客観的にアドバイスできます。
京都市中京区のアイデア数理塾でも実際にご夫婦での面談をご希望されるご家庭が多いです。
- 家庭での声かけの仕方
- 勉強スタイルの合う・合わない
- モチベーションタイプ別の指導法
といった「家庭×学びの調整」をサポートしています。
第三者が入ることで、夫婦の対話もスムーズになる可能性があります。
子どもにとって一番大切なのは“安心感”
教育方針が多少ちがっても、
子どもが「両親が自分の味方でいてくれる」と感じられることが何より大事です。
親同士が意見を戦わせるより、
「あなたの将来を一緒に応援してるよ」
と伝えることが、子どもの心に一番響きます。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
「家庭での教育方針の違い」や「親子・夫婦間の学びのずれ」も含めて、
お子さんの成長をトータルにサポートしています。
- 子どものタイプを見極めた学び方アドバイス
- 家庭での声かけや目標設定の相談
- “夫婦で共有できる教育の視点”を提案
学びは、子どもだけでなく家庭全体のチームプレーです。
まとめ
- 夫婦で教育観が違うのは「当然のこと」
- 大事なのは、“相手の考えの背景”を理解すること
- 共通のゴールを確認し、役割分担でサポートを
- 第三者の視点を取り入れると、すり合わせがスムーズ
- 京都市中京区のアイデア数理塾が、家庭ごとの教育方針をサポートします
京の算数学 解答#1218




