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京の算数学問題#1215

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算数学コラム
「なんでこんな簡単な計算ができないの?」
「何回教えても同じミスをする!」
ついイライラしてしまう瞬間、ありますよね。
でも実は、“できない”のではなく、脳の使い方がちがうだけかもしれません。
今回は、京都市中京区の算数・数学専門塾「アイデア数理塾」が、
“できない子の脳”の仕組みと、家庭でできるサポート法をやさしく解説します。
「できない」には理由がある
1. 脳の「得意・不得意」は人それぞれ
人の脳には、「見て理解するタイプ」「聞いて覚えるタイプ」「手を動かして覚えるタイプ」などの情報処理のクセがあります。
たとえば算数が苦手な子は、
- 数字や図形を“イメージで捉える”のが苦手
- 計算手順を“順序立てて”覚えるのが難しい
といった特徴があることが多いです。
「努力が足りない」ではなく、脳のクセの違いなんです。
2. 間違いを“怖い”と感じる脳の反応
怒られたり、失敗を責められたりすると、脳は「防御モード」になります。
この状態では、前頭葉(考える力・記憶)が働きにくくなり、理解がさらに遅れてしまいます。
逆に、安心して「どうしてこうなったの?」と考えられる環境では、
脳の思考回路が活性化して、記憶の定着も良くなります。
“怒る前に考えたい”3つの視点
① 「どうしてできないの?」より「どこで止まってるの?」
「計算が遅い」「文章題が読めない」など、できない原因を探るとき、
“どこでつまずいているか”を一緒に考える視点が大切です。
たとえば…
- 計算が遅い → 数のイメージが弱い
- 問題が読めない → 言語処理が苦手
- 注意が続かない → 作業記憶(ワーキングメモリ)が弱い
といったように、表面ではなく根っこを見てあげましょう。
② 「できた!」の小さな積み重ねを大切に
脳は「うれしい!」「わかった!」という感情と一緒に記憶されやすくなります。
つまり、小さな成功体験が大きな成長のスイッチになるのです。
- 1問できたら、一緒に喜ぶ
- 苦手な単元でも、前より少し進歩したら認める
この積み重ねが、「自分はできる」という自己肯定感を育てます。
③ 保護者が“安心のベース”になる
脳科学では、「安心感」が思考力や集中力を支える土台といわれます。
親がイライラしてしまうと、子どもの脳も緊張状態に。
逆に、
「焦らなくていいよ」「一緒に考えよう」
と声をかけるだけで、脳は安心して“考える力”を発揮できるようになります。
算数が苦手な子の“脳タイプ”別アプローチ
| タイプ | 特徴 | 効果的なサポート方法 |
|---|---|---|
| 視覚型 | 目で見て理解する | 図や色・カードで視覚的に説明 |
| 聴覚型 | 言葉・リズムで覚える | 声に出して読む・歌で覚える |
| 体感型 | 手を動かして理解する | 実際に書く・触る・動かして考える |
お子さんがどのタイプか観察してみると、
「なぜ勉強が苦手なのか」「どう教えれば伝わるのか」が見えてきます。
アイデア数理塾の取り組み
京都市中京区のアイデア数理塾では、
子ども一人ひとりの“脳の使い方”に合わせた指導を行っています。
- 視覚・聴覚・体感のバランスを見極めた個別指導
- 「わかった!」が増える少人数・対話型授業
- 保護者とのコミュニケーションを重視した学びの伴走
怒るよりも、「どうすれば理解できるか」を一緒に考える。
それが、子どもの脳を伸ばす第一歩です。
まとめ
- “できない”のではなく、脳の使い方がちがうだけ
- 脳は「安心」と「成功体験」で伸びる
- 保護者の声かけ一つで、学びが変わる
- 京都市中京区のアイデア数理塾では、脳タイプに合わせた算数指導を実施中
京の算数学 解答#1215




