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京の算数学問題#1188

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
勉強をサポートするときに「手伝いすぎはよくない」と言われますが、ではどうすれば子どもが“伸びる関わり方”ができるのでしょうか?
本記事では「親が前向きにできるサポートの工夫」をご紹介します。ちょっとした声かけや習慣で、子どもの学習意欲や自信は大きく変わります。
1. 「できた!」を一緒に喜ぶ
子どもが勉強で伸びる一番の瞬間は、 「自分でできた!」と感じたとき です。
例えば算数の計算問題で最後まで解けたときに、
「やっと終わったね」ではなく、
「最後まで自分でやりきれたね!」と一緒に喜ぶだけで、達成感は倍増します。
親が成果を認めてあげることで、「もっと頑張ってみよう」という気持ちが自然に育ちます。
2. 間違いを“チャレンジの証”として受け止める
勉強にミスはつきもの。
間違いを叱るのではなく、
「いいチャレンジだったね」
「ここに気づけたのはすごいね」
と声をかけると、子どもは間違いを怖がらなくなります。
「間違える → 改善する → できるようになる」
このプロセスを前向きに体験できると、学力は確実に伸びていきます。
3. 質問を投げかけて“考える力”を育てる
親がすぐに答えを教えるよりも、問いかける方が効果的です。
- 「この問題は何を聞いているんだろう?」
- 「別のやり方もあるかな?」
こうした質問は、子どもの頭を“考えるモード”に切り替えます。勉強の主体が「親から教えられる」ではなく「自分で考える」に変わることで、学びの質がぐんと高まります。
4. 短い時間で区切って集中をサポート
長時間の勉強は子どもにとって負担です。
「10分集中したら5分休憩」など、短い区切りを設定するだけで効率がアップします。
親が「よし、ここまで頑張れたね!」と区切りを認めると、子どもは小さな成功体験を積み重ねやすくなります。
5. 子どもの“努力の過程”を認める
「100点取ったね」と結果を褒めるよりも、
「昨日より計算が早くなったね」
「ノートが前より見やすくなったね」
このように 努力の過程を認める言葉 は、子どものやる気を持続させます。勉強に対して「やれば伸びるんだ」と信じられるようになります。
まとめ:子どもが伸びるのは“安心できる関わり”から
勉強を通して子どもが伸びるためには、親が「安心して挑戦できる環境」をつくることが欠かせません。
- 喜びを一緒に味わう
- 間違いを前向きに受け止める
- 質問で考える力を引き出す
- 小さな成功体験を積ませる
こうした関わりを積み重ねることで、子どもは「勉強は自分で進められる」という自信を持ち、学力も自然に伸びていきます。
親のちょっとした関わり方の工夫が、子どもの未来を大きく変える力になるのです。
京の算数学 解答#1188
