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京の算数学問題#1153

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「早く宿題やりなさい!」
小学生を育てている親御さんなら、一度は言ったことがあるセリフではないでしょうか。
ですが、こうした言葉が逆効果になってしまうことも少なくありません。
子どもは「言われたからやる」のではなく、「自分からやろう」と思えたときに集中できるものです。
今日は 宿題をダラダラしてしまう子どもに効果的な声かけの方法 を、塾での指導経験も交えてご紹介します。
「早くやりなさい」が逆効果な理由
大人にとっては「宿題はやるのが当たり前」ですが、子どもにとっては やらなきゃいけないけど楽しくないこと です。
「早くやりなさい!」と繰り返すと、
- 親に管理されている気持ちになる
- 勉強=叱られる時間というイメージがつく
- 結果として机に向かうこと自体が嫌になる
といった悪循環に入りやすくなります。
上手な声かけのポイント3つ
① 「宿題をいつやるか」を子どもに決めさせる
「宿題しなさい!」よりも、
👉 「宿題と遊ぶ時間、どっちを先にする?」
👉 「宿題は何時から始める?」
といった聞き方に変えてみましょう。
自分で決めることで「やらされている」から「自分で選んだ」に気持ちが変わります。
② 宿題を小分けにする
「漢字ドリル5ページ!」と言われると子どもはやる気をなくします。
👉 「まずは1ページだけやってみよう!」
👉 「10分だけ集中してみよう!」
と声をかけると、意外とそのまま全部終わることも多いです。
「やってみたらできた!」という感覚が次につながります。
③ 結果より「取り組み」を褒める
「100点取れたね!」も嬉しいですが、宿題に関しては結果よりも やろうとした行動 を褒めましょう。
👉 「自分から机に向かったのすごいね」
👉 「昨日より早く取りかかれたね」
こうした声かけが「勉強って悪くないな」と子どもに思わせる第一歩です。
宿題がダラダラになる原因を探ることも大切
声かけだけでなく、環境を見直すことも効果的です。
- テレビやゲームが見える場所で勉強していないか?
- 学習机にプリントや漫画が散らかっていないか?
- 眠い・お腹がすいている時間帯にやっていないか?
「ダラダラするのは子どもの性格」ではなく、 環境やタイミングの影響 であることも多いです。
まとめ
宿題をダラダラしてしまうのは、子どもにとってよくあることです。
ただ「早くやりなさい!」と言うのではなく、
- 自分で決めさせる
- 宿題を小分けにする
- 取り組みを褒める
この3つを意識することで、子どもの勉強に向かう気持ちは大きく変わっていきます。
家庭での声かけ一つで、宿題は「嫌なこと」から「やれば終わること」へと変わります。
ぜひ今日から実践してみてください!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好き、あつまれ〜!
京の算数学 解答#1153
