勉強は睡眠がカギ!成績が伸びる子の睡眠時間と学習法 京の算数学#1147

京の算数学問題#1147

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

「もっと勉強時間を増やしたいから睡眠時間を削ろう」
こう考える受験生、実はとても多いんです。

でも結論から言うと、睡眠時間を削るほど成績は下がりやすいというのが私が塾で見てきた体感としてもハッキリ言えることです。

今日は「睡眠と学力の関係」について、科学的な裏付けと現場での体験談を交えて解説していきます。


1. 睡眠中に記憶は整理される

人間の脳は、起きている間に得た情報を睡眠中に整理・定着させます。
特に「ノンレム睡眠(深い眠り)」では記憶の整理、「レム睡眠(浅い眠り)」では情報のリンク付けが行われ、これが勉強の定着に直結します。

つまり、夜中に詰め込んだ知識は、しっかり眠ることで初めて脳に根づくのです。

2. 睡眠不足は「集中力の敵」

アメリカのスタンフォード大学の研究によると、睡眠が6時間未満の日が続くと、脳の反応速度が飲酒時と同じレベルまで低下することが分かっています。

つまり「眠いけど頑張って勉強する」状態は、アルコールが入った状態で勉強しているのと同じくらい非効率

せっかく机に向かっていても、集中力が途切れてミスが増え、理解も浅くなってしまいます。

3. 成績が伸びる睡眠時間の目安

一般的に推奨される睡眠時間は以下の通りです。

  • 中学生:8〜9時間
  • 高校生:7〜8時間

ただし「長ければ良い」わけではありません。
私が塾で見てきた生徒たちの傾向では、7〜8時間を安定して確保している子が最も集中力が高く、成績も安定して伸びやすいです。

逆に、6時間未満の生活を続けている子は「頑張っているのに成果が出にくい」ケースが非常に多いです。

4. 睡眠を味方にする勉強法

睡眠と勉強をうまく結びつけるための具体的な方法を紹介します。

  1. 寝る直前は暗記科目を学習
    英単語や社会の用語などを寝る前に確認すると、睡眠中に記憶が整理されやすい。
  2. 朝はアウトプット中心
    前日の夜に暗記した内容を朝に確認すると、「夜のインプット→睡眠→朝のアウトプット」で効率が倍増します。
  3. 週末の寝だめはNG
    平日に5時間、休日に10時間寝る…といった生活は体内時計が乱れ、かえって集中力を下げます。毎日なるべく同じ時間に寝起きするのがベストです。

まとめ

  • 睡眠中に記憶は整理・定着される
  • 睡眠不足は集中力・理解力を大きく下げる
  • 中高生は7〜9時間の安定した睡眠がベスト
  • 「夜に暗記 → 朝にアウトプット」の流れで効率アップ

勉強は「どれだけ机に向かうか」よりも、「どれだけ質の高い学習ができるか」が大切です。
そのためには、まず睡眠を味方につけること

無理に夜更かしするよりも、しっかり眠って頭をフル稼働できる状態をつくることが、成績アップの最短ルートです。

京の算数学 解答#1147

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