数学コラムの目次
京の算数学問題#1139

アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
夏の暑い日や運動をした後、「なんでこんなに汗をかくんだろう?」と思ったことはありませんか?
実は汗には、体を守るための大切な役割があります。
今日は小学生にもわかるように、「汗をかく理由」と「汗のひみつ」についてお話します。
1. 汗は体温を下げるために出る
汗をかく一番の理由は、体温を下げるためです。
私たちの体は、暑くなると汗腺(かんせん)というところから水分を出します。
その汗が皮ふの表面で蒸発するとき、熱を一緒に外に逃がすことで、体温を下げてくれるのです。
もし汗をかかなかったら、体温がどんどん上がってしまい、熱中症になってしまう危険があります。
2. 汗の中身はほとんど水
汗のほとんどは水ですが、少しだけ塩分やミネラルも含まれています。
たくさん汗をかくと体から塩分や水分が失われるので、水だけでなく塩分補給も大事です。
スポーツドリンクや塩あめなどは、熱中症対策に役立ちます。
3. 緊張しても汗が出るのはなぜ?
暑くないのに、テストのときや人前に立ったときに手に汗をかくことがあります。
これは緊張や不安を感じたときに出る汗で、「精神性発汗(せいしんせいはっかん)」といいます。
体温調節とは関係なく、脳が「ドキドキしているよ!」という信号を出しているのです。
4. 汗をかくことは体にいい?
汗をかくことは、体の自然な働きです。
運動をすると血の流れがよくなり、体温が上がって汗が出ます。
このときにしっかり水分補給をすれば、体を健康に保つことができます。
ただし、汗をかきすぎて体の水分が不足すると危険なので、夏場は特にこまめに水分をとりましょう。
まとめ
汗は、体温を下げて熱中症を防いだり、緊張したときに出たりする、体にとって大切なサインです。
- 暑いときは体温を下げるために汗をかく
- 汗の中身はほとんど水+少しの塩分
- 緊張や不安でも汗は出る
- 水分と塩分の補給が大切
これを知っておくと、夏の健康管理にも役立ちますね。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉がお届けしました。
算数好き、理科好き、あつまれ〜!
京の算数学 解答#1139
