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京の算数学問題#1138

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
授業の休み時間や雑談の中で、子どもたちからよく出る素朴な質問があります。
そのひとつが「どうしておならが出るの?」というもの。
ちょっと恥ずかしいけど、実は体の大切な働きが関係しているんです。
今日は小学生にもわかるように、おならの理由と体の中で何が起きているのかを解説していきます。
1. おならの正体は「体の中の空気とガス」
おならは、体の中でできたガス(気体)が肛門から外に出る現象です。
このガスは大きく2つの理由でたまります。
1つ目は食事のときに飲み込んだ空気です。
パンやご飯を食べたり、ジュースを飲んだりするときに、知らないうちに空気も一緒に飲み込んでいます。
この空気が腸まで届くと、おならとして外に出ます。
2つ目は食べ物を分解するときにできるガスです。
食べたものは胃や腸で分解されますが、そのときに腸の中の細菌が働いてガスを作ります。
特に豆類やいも類、キャベツなどはガスが出やすい食べ物として知られています。
2. おならは体の健康サイン
「おならが出るのは恥ずかしい」と思うかもしれませんが、実はとても大切なことです。
おならが出るのは腸がきちんと動いている証拠だからです。
もしおならが全く出なくなったり、お腹が張って苦しくなった場合は、腸の働きが弱っているサインかもしれません。
そんなときは早めに大人やお医者さんに相談しましょう。
3. おならのニオイのひみつ
おならには「ほとんど臭くないもの」と「とても臭いもの」があります。
ニオイの原因は、腸の中で食べ物が分解されるときにできる硫黄を含んだガスです。
卵や肉、魚などたんぱく質を多く含む食べ物を食べると、ニオイが強くなることがあります。
4. おならを減らすためにできること
- よくかんでゆっくり食べる(空気を飲み込みにくくする)
- 炭酸飲料を飲みすぎない
- ガスが出やすい食べ物を食べすぎない
- 腸の動きを良くするために野菜や発酵食品(ヨーグルト・納豆など)をとる
まとめ
おならは、食べ物や空気の影響で腸の中にたまったガスが外に出る自然な現象です。
「健康な証拠」と考えて、恥ずかしがりすぎずに、正しく理解しましょう。
自由研究や授業の発表でも「体の不思議」として取り上げると、みんなの興味を引くかもしれませんね。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉がお届けしました。
算数好き、理科好き、あつまれ〜!
京の算数学 解答#1138
