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京の算数学問題#1137

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営している油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
毎日当たり前のようにやってくる「昼」と「夜」。
でも、なぜ昼と夜があるのか、きちんと説明できますか?
今回は、小学生にもわかるように 昼と夜ができる理由 と 地球の動きの秘密 を解説します!
昼と夜は「地球の自転」でできる
結論から言うと、昼と夜があるのは 地球が回っている(自転している) からです。
地球は、24時間で1回、自分の軸を中心にぐるっと回っています。
この回転を 自転(じてん) といいます。
地球は常に半分が太陽の光を受け、もう半分は影になっています。
太陽の光が当たっている場所が「昼」、影になっている場所が「夜」になるのです。
自転の向きと日の出・日の入り
地球は 西から東 へ向かって回っています。
そのため、私たちから見ると太陽は東から昇り、西に沈むように見えるのです。
- 東の空 → 太陽が昇る(夜が明ける)
- 西の空 → 太陽が沈む(夜になる)
実際に動いているのは太陽ではなく地球のほうですが、地面に立っている私たちには地球の動きは感じられません。
どうして地球が回っても私たちは酔わないの?
新幹線や飛行機に乗っていても、スピードを感じないことがありますよね。
これは、私たちと空気、周りの景色が同じスピードで動いているからです。
地球も同じで、私たちは地球と一緒に同じスピードで回っているため、「回っている」という感覚がないのです。
昼と夜がなかったらどうなる?
もし地球が自転をやめてしまったら…?
- 半分の地域はずっと昼、もう半分はずっと夜になる
- 昼が続く場所は暑くなりすぎ、夜が続く場所は氷点下の寒さになる
- 生き物や植物が生きられない環境になる
つまり、昼と夜が交互にくるのは、地球の生命にとってとても大事なことなんです。
家でできる!昼と夜の実験
用意するもの
- 懐中電灯(太陽の代わり)
- 地球の代わりになるボール
- 部屋を暗くして、懐中電灯を1か所から当てる
- ボールを少しずつ回して、光が当たる部分と影になる部分を観察する
- 光が当たっている面が「昼」、影になっている面が「夜」だと確認する
- イラストと写真を使って昼と夜の仕組みをレポートにまとめてみましょう!
地球の自転と昼夜の仕組みがよくわかります。
まとめ
- 昼と夜は地球の自転によってできる
- 自転の向きは西から東なので、太陽は東から昇って西に沈むように見える
- 昼と夜が交互にくることで、地球の環境は守られている
当たり前のことでも、理由を知るともっと身近に感じられますね。
お子さんと一緒に実験して、ぜひ「地球が回っている」ことを体感してみてください!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉がお届けしました。
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1137
