月の形が変わるのはなぜ?|小学生の理科で学ぶ月のふしぎ 京の算数学#1094

京の算数学問題#1094

算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

毎晩夜空に見える「月」は、日によって形がちがうことに気づいていますか?

「今日はまんまるだったのに、昨日は三日月だった!」

実はこの月の形の変化には、ちゃんとした理由があるんです。

今日は、小学生でもわかるように「月の形が変わるふしぎ」についてやさしく解説していきます!


月の形は変わっているのではなく「見え方」が変わっている!

まず最初に知っておいてほしいのは…

月の形じたいは変わっていません!

月はいつも丸い形をしているんです。

じゃあ、なぜ毎日ちがう形に見えるのでしょう?

それは、月に当たる太陽の光の角度と、私たちが地球から見る位置のちがいによって、月の明るい部分の「見え方」が変わっているからです。

月は地球のまわりを回っている

月は、地球のまわりを約1か月(約29.5日)かけてぐる〜っと回っています。
この動きを「公転(こうてん)」といいます。

太陽はいつも同じ方向から光を当てているので、月が地球のまわりを回ると、太陽の光が当たる位置と、私たちからの見え方が少しずつ変わっていくのです。

これが、月の形が変わって見える理由です。

月の形の名前を知ろう!

月の形にはそれぞれ名前があります。

  1. 新月(しんげつ):まったく見えない。太陽と月と地球が一直線に並び、月の暗い面が地球の方を向いている。
  2. 三日月(みかづき):新月のあと、少しだけ光っている細い月。
  3. 上弦の月(じょうげんのつき):右半分が光っている。夕方に見えやすい。
  4. 満月(まんげつ):まんまるの月!太陽と地球と月が一直線に並び、太陽の光が正面から当たっている。
  5. 下弦の月(かげんのつき):左半分が光っている。明け方に見えやすい。
  6. 細い月→また新月へ:満月のあと、また少しずつ欠けていき、やがて新月に戻ります。

このように、月の形は約1か月で一周するサイクルになっています。

毎日少しずつちがう月を観察してみよう!

月の形は1日ごとに少しずつ変わります。

ぜひノートやカレンダーに「今日の月の形」を記録してみてください!

「今日は三日月だったけど、明日は少しふとってきたな〜」
「満月の次の日は少しだけ欠けてる!」

というように、自分の目で確かめることが理科の一番の学びになります。

まとめ|月の形が変わる理由とは?

  • 月の形が変わって見えるのは、月の公転太陽の光の当たり方による
  • 月はいつも丸いけれど、明るく見える部分が変わる
  • 約1か月で新月→満月→新月のくり返し
  • 実際に毎日観察して、変化を記録するともっと楽しい!

おわりに|月を見ると理科が好きになる!

夜空に輝く月は、私たちにたくさんのふしぎを教えてくれます。

「なぜ?」と思ったことを調べたり、観察したりすることが、理科を楽しむ第一歩!

ぜひ今日から、夜空の月に目を向けてみてくださいね。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

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京の算数学 解答#1094

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