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京の算数学問題#1066

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で理数系が好きになる学習塾を運営している、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
今回は、小学生に話すと「えっ!?うそでしょ!?」とびっくりされるお話をご紹介します。
それは……「豚は実はマッチョだった!」というお話です。
豚=ぽっちゃり?それって思い込みかも!
みなさんは「豚」と聞くと、どんな姿を思い浮かべますか?
きっと、
- 丸っこくて
- のんびりしていて
- 太っている
そんなイメージが強いですよね。でも、本当の豚の姿はぜんぜん違うんです!
豚はなんと100メートルを9秒で走れる!?
野生の豚(イノシシをルーツにもつ原種の豚)は、なんと時速40kmで走ることができます。
これはどれくらい速いかというと…
👉 100メートルを約9秒で走れる計算になります!
これは、オリンピック選手レベルの速さなんです。あんな見た目で?と思うかもしれませんが、本当なんです!
豚の先祖は「イノシシ」
なぜそんなに速く走れるのかというと、豚の祖先はイノシシだからです。
イノシシは山や森の中で生き抜くために、もともと足が速く、筋肉もすごく発達しています。
人間がこのイノシシを長い時間をかけて品種改良して作ったのが、今の「豚」なのです。
つまり、豚の体にはイノシシのパワーがしっかり残っているということですね。
豚の体脂肪率は意外と低い!?
「豚って太ってるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
飼育されている豚の体脂肪率は15%〜18%程度。
そして、野生の豚になると、体脂肪率は10%以下になることもあるんです!
比べてみると…
種類 | 体脂肪率の目安 |
成人男性(標準) | 約12%〜21% |
飼育された豚 | 約15%〜18% |
野生の豚 | 10%以下! |
つまり、野生の豚はアスリート並みの体型ってことですね。
豚は何を食べているの?
豚は「雑食性(ざっしょくせい)」といって、いろんなものを食べる生き物です。
飼育されている豚は、主に
- とうもろこし
- 大豆
- 麦 など
栄養のある「飼料(しりょう)」を食べています。
1日に1〜3kgも食べることがあるので、その分、筋肉もしっかり育っているんですね。
まとめ:豚は見た目にだまされるな!
- 豚の祖先はイノシシで、とても運動能力が高い
- 野生の豚は100mを9秒で走るほど速い!
- 豚の体脂肪率は意外と低く、トップアスリート並みのマッチョ体型
- 「ぽっちゃり=太ってる」は思い込みかもしれない!
私たちはつい「見た目」で判断してしまいがちですが、本当の姿は、知ることでわかるんですね。
「人も動物も、見た目で決めつけちゃダメだなあ」と、ちょっと考えさせられるお話でもあります。
以上、京都市中京区の【アイデア数理塾】油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
動物の不思議や理科の面白さを、もっと学びたい小学生たち!算数・理科好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1066
