雨はどうして降るの?小学生にもわかるやさしい理科の話 京の算数学#1054

京の算数学問題#1054

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で小学生のための学びを応援する「アイデア数理塾」塾長の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

みなさんは、「雨ってどうして降るの?」と聞かれたら、どう答えますか?
空の上には水が見えないのに、どうして突然ポツポツと雨が落ちてくるのでしょうか?

今日は、小学生の理科でも習う「雨が降るしくみ」について、やさしくわかりやすく解説します。


雨のもとになるのは「水蒸気」

まず、雨の正体は「水」です。
でも、空には水が見えませんよね?
実は、空には目に見えない形で「水蒸気(すいじょうき)」という水の気体がふくまれているんです。

水蒸気は、海や川、池などの水が太陽の熱であたためられて、蒸発(じょうはつ)することで空にのぼっていきます。

これが「水の循環(じゅんかん)」といわれる自然のしくみの一つです。

雲はどうやってできるの?

水蒸気が空にのぼっていくと、上のほうは地上よりずっと冷たい空気があります。

冷たい空気にふれると、水蒸気は少しずつ水のつぶ(=水滴)にもどっていきます。
これがたくさん集まってできたものが「雲(くも)」です。

雲の中には、ふわふわした見た目とはちがって、小さな水のつぶや氷のつぶがびっしりつまっています。

雨になるタイミングとは?

雲の中の水のつぶがどんどん大きくなると、重さにたえられなくなって落ちてきます。
これが「雨」となって、わたしたちの住む地面にふってくるのです。

また、気温がもっと低いところでは、水のつぶが氷になって落ちてくることもあります。
これが「雪(ゆき)」や「ひょう」になることもあります。


まとめ:雨が降るまでのながれ

  1. 海や川の水が太陽であたためられて水蒸気になる
  2. 水蒸気が空へ上がっていく
  3. 空の冷たい空気にさわって水のつぶにもどる
  4. そのつぶが集まって雲になる
  5. 水のつぶが重くなって地上に落ちる=雨!

自由研究や理科の勉強にも!

この「水の流れ」や「雲のしくみ」は、小学校の理科(3年生や5年生)で学ぶとても大事なテーマです。
おうちでもペットボトルや鍋で「水蒸気と水滴」を観察するミニ実験をしてみると、もっと楽しく学べますよ!

最後に

身近だけど不思議な「雨」のしくみ。
普段あたりまえのように見ている自然現象にも、たくさんの科学がかくれています。
次に雨が降ってきたときは、ちょっと空を見上げて「どうして降ってきたのかな?」と考えてみてくださいね。

以上、京都市中京区の「アイデア数理塾」油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数好き、理科好き、あつまれ〜!

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