学校からのプリントを出さない子どもへの対処法|親子でできる習慣づくり 京の算数学#1046

京の算数学問題#1046

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算数学コラム

こんにちは!
京都市中京区で塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

今回は多くの保護者からよく寄せられるお悩み——

「うちの子、学校からのプリントを出してくれないんです……」

という問題について、実際に現場で見てきた視点から解決策をお届けします。


「プリントを出さない」は中学生あるある。でも放置はNG

中学生になると、配られるプリントの内容も重要度が増していきます。
提出期限や行事予定、場合によっては内申点に関わる情報が含まれていることも。

それにもかかわらず、

  • プリントをカバンに入れたまま
  • ぐちゃぐちゃになって出てくる
  • 存在ごと忘れている

といった事態は珍しくありません。

ですが、この問題を放置すると、保護者も子どももストレスが増す一方です。

子どもがプリントを出さない3つの主な理由

1. 忘れやすい・情報の整理が苦手

プリントを受け取ったこと自体を忘れてしまうタイプです。
カバンの中が常にぐちゃぐちゃで、気づかないうちにどこかへ“旅立って”しまうことも。

2. プリントの重要性を理解していない

「ただのお知らせ」としか思っておらず、出す必要性を感じていないケースもあります。

3. 整理整頓が苦手

カバンや教科書、部活動の道具に埋もれて、プリントの存在が埋没してしまうことも。

対策①|出しやすい環境を親が用意する

◎「出す時間」をルーティン化

帰宅直後や夕食前など、毎日決まった時間にプリントを出す習慣をつけると、忘れにくくなります。

◎専用のプリントボックスやファイルを用意

リビングや玄関など「帰宅してすぐに通る場所」にプリント専用の置き場をつくりましょう。

学校にも、なんでも放り込める1冊のクリアファイルを持たせると、配布物の迷子を防ぎやすくなります。

対策②|子ども自身が確認できる仕組みをつくる

◎チェックリスト・リマインダーを活用

ToDoリストやスマホのリマインダー機能を使って「プリント確認」を日課にします。目に見える形で習慣化すると効果的です。

◎ホワイトボードで“見える化”

冷蔵庫やリビングの壁など、家族全員が目にする場所にホワイトボードを設置し、
「今日の提出物」や「持ち物の確認」を書き出すのも有効です。

対策③|整理整頓の“第一歩”を一緒にやってみる

◎週末にカバンチェック

毎週末に10分だけカバンを一緒に整理する時間を取ることで、不要なプリントを捨てる・必要なものをまとめる習慣が身につきます。

「これ、出してくれてありがとう」とポジティブな声かけも忘れずに!

対策④|コミュニケーションで原因を探る

子どもがプリントを出さない「本当の理由」は意外と本人も気づいていないことが多いです。

  • どうして渡さなかったの?
  • 出しにくい理由がある?
  • 忘れていた?それとも興味がなかった?

このような問いかけからスタートし、責めずに「一緒に考える」スタンスで関わることが大切です。

子どもの“自己管理力”を育てるチャンス

中学生になったからといって、すべてを一人で任せるのはハードルが高いものです。

プリント管理というシンプルな行動も、実は

  • 整理整頓力
  • 自己管理力
  • 物事の優先順位づけ

といった将来的に必要なスキルを養うきっかけになります。

今はまだ親のサポートが必要でも、「自分で管理する」意識を少しずつ育てていくことが何より大切です。

まとめ|プリントを出さない問題は“習慣づくり”で解決!

子どもがプリントを出さない理由はさまざまですが、「なぜ出さないのか?」を理解することが解決の第一歩です。

環境を整えたり、チェックリストを使ったり、親子での整理時間を作ることで、自然とプリントを出す習慣がついていきます。

怒るより、一緒に考え・一緒に取り組むことが、最も効果的なサポートになります。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

「プリント出し問題」も、視点を変えると成長のチャンス。
子どもの自立を応援しながら、親子で一緒に乗り越えていきましょう!

京の算数学 解答#1046

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