京の算数学問題#1000

算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
塾を開校したのが2022年2月、コツコツ書き続けてきた算数学ブログが、ついに1000記事目を迎えました!
これまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!
今思うと1000記事の積み重ねは、私にとっては続けることの自信になりました。
1記事大体1000〜2000文字ですから少なくとも1000000文字以上は書き綴ったことになります。
今日は1000回を記念して、日々の授業や生徒とのやり取りを振り返りながら記事を書き続けたことで、気づいた「算数・数学指導において大切なこと」を3つにまとめてお伝えしたいと思います。
① 「理解」よりも「納得」を重視する
算数や数学を指導する際、「理解させること」に集中しがちですが、本当に大切なのは「納得」させることだと感じています。
例えば、分数の割り算のルール「分母と分子をひっくり返して掛ける」について、生徒に「どうしてそうなるの?」と尋ねられたとき、単に「そういう決まりだから」と教えるのではなく、図や具体例を使って納得感を持ってもらうことが重要です。
生徒自身が「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちた瞬間、記憶への定着や応用力が一気に高まります。
「理解させる」だけでなく「納得させる」ことを意識することで、生徒の数学への姿勢が大きく変わってきました。
また、本人の実感としても勉強の成果として「わかった!」と実感する事がモチベーションを保つコツにもなります。
おかげさまで勉強を続け偏差値を30代から50代へアップさせた生徒も出てきました。
② 「考える力」を引き出す問いかけ
「この問題、どうやって解くかわかる?」と聞くだけではなく、「どこから考え始めたらいいと思う?」や「もし違った答えが出たらどうする?」といった問いかけを増やすことで、生徒が自分で考える力が養われます。
今流行りのコーチングという手法を応用しているのですが、
特に応用問題や文章題では、「公式を覚えているから解ける」状態では不十分です。
- 何が与えられているか
- 何を求める必要があるか
- そのためにどんなアプローチが使えるか
こうした一連の思考プロセスを意識させることで、「問題に向き合う姿勢」が変わります。実際に、問いかけを増やすようにしたことで、難しい問題にも粘り強く取り組める生徒が増えてきました。
また答えに辿りつかなくても途中のプロセスに意識を向ける事でわからなかったからここまでは理解できたと生徒自身が自分の理解度を認識する事ができるようになっていきました。
③ 「できた!」という達成感を積み重ねる
算数や数学は「できる!」という成功体験の積み重ねが自信につながります。
逆に、間違えたときに「自分はダメだ」と感じさせてしまうと、苦手意識が強くなってしまいます。
指導で意識しているのは、「できた!」のハードルを下げることです。
- まずは簡単な計算問題や基本的なパターン問題で「正解する」体験を積み重ねる
- 徐々に難易度を上げて、応用問題にも取り組む
- 途中でつまずいても「ここまでは合ってるよ」と肯定しつつ、軌道修正を促す
「できた!」という感覚を積み重ねることで、生徒は数学に対して前向きになり、自信を持って新しい問題にも挑戦できるようになります。
やって成果が出なければ当然続きません。
ですが当塾に通い始めた生徒様は自分の理解度よりはるか高い目標設定をする傾向が強いため、やってもできない状態になりやすいです。
まずは目標設定からきちんと伴奏して行い良い意味でのマイペースで進めることを意識します。
1000記事書き続けて見えた「本質」
この3年間、毎日ブログを書きながら試行錯誤を重ねてきましたが、「納得」「思考」「達成感」という3つの軸を意識した指導が、生徒の成長に大きく影響していると感じています。
指導に正解はなく、生徒一人ひとりに合ったアプローチを模索し続ける必要があります。
それでも、この3つをベースにしていけば、生徒が「算数・数学が楽しい」と感じる瞬間を増やしていけるはずです。
1000記事を迎えた今、改めて算数・数学っておもしろいな〜と、指導の奥深さを実感しています。
これからも、生徒に寄り添いながら、一歩一歩成長をサポートしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1000
