塾講師が教える 家庭学習のやりかた5つのポイント! 京の算数学#900

京の算数学問題#900

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

今の時期は受験生は最後の追い込みの時期ですがありがたいことに推薦入試の吉報が当学習塾にも届き始めました。

また、それと同時に受験生ではない学年の生徒たちは1年の復習をする絶好のタイミングです。

新学期に良いスタートを切れるよう、今から一緒に計画的に取り組んでいきましょう!

さて、当学習塾にも特に多く寄せられる質問が「家庭学習のやり方」についてです。

今回は、保護者の皆さまに向けて、お子さまの家庭学習を効果的に進める5つのポイントをご紹介します。

その1: 環境を整えよう

人は環境に大きく左右される生き物です。

お子さまが集中して勉強に取り組めるよう、まずは勉強する場所を整えてみましょう。

大人にとっての書斎をイメージしてください。

専用の勉強部屋がある場合は、そこを活用すると良いですが、すべてのお子さまが同じ環境で集中できるとは限りません。

一部のお子さまは、家族の声や姿が見えるリビングのほうが安心して取り組めることもあります。

実は私もそのタイプでした。

「環境」とは必ずしも物理的な部屋を指すわけではありません。

お子さまが「ここなら落ち着いて勉強できる」と感じられる場所を見つけてあげることが大切です。

その2: 家庭学習のタイミングを決めよう

家庭学習に取り組む時間帯は、お子さまの生活リズムや好みによって異なりますが、基本的には好きなことをする”前”の時間をおすすめします。

例えば、「30分勉強してからゲームをする」といったルールを設けると、好きなことへのモチベーションが勉強への集中力を高める後押しになります。

もちろん、勉強が嫌いであることを前提にしているわけではありません。

ただ、勉強は多くのお子さまにとって「やらなければならないもの」というイメージがあるため、最初の一歩にエネルギーが必要です。

こうした小さな工夫が習慣化の助けになります。

その3: 時間を決めて取り組もう

家庭学習で大切なのは「量」よりも「時間」です。

例えば、「30分で1ページ終わらせよう」といった具体的な目標を決めて取り組むのがおすすめです。

時間内で目標を達成する経験を重ねることで、お子さまの達成感や自己効力感が育まれます。

目標を達成したら、必ず褒めてあげてください。

「頑張ったね!」「ここまでできるなんてすごい!」といった声掛けが、次の勉強へのモチベーションにつながります。

その4: 学校の宿題とは別の時間を確保しよう

よく「学校の宿題と家庭学習は別にしたほうが良いですか?」と質問をいただきますが、理想を言えば別に時間を確保することをおすすめします。

学校の宿題は、あくまで与えられた課題をこなす作業です。

一方で、家庭学習では「今日は算数をやろう」「この問題集をやってみよう」といったように、お子さま自身が選択する機会を与えることが重要です。

自分で選んで取り組むことで、勉強が「自分ごと」として意識されるようになります。

この習慣は将来的に自主性を育む大切なステップになります。

その5: 保護者が言い過ぎないこと

最後に、保護者の方が心がけるべき重要なポイントです。

もちろん、アドバイスや声掛けは必要ですが、「勉強しなさい!」と必要以上にプレッシャーをかけることは逆効果です。

ペナルティを設ける方法も、勉強を「やらされるもの」にしてしまうため、おすすめできません。

それよりも、「今日もよく頑張ったね!」「5問も進んだんだね!」といったポジティブな声掛けを意識しましょう。

お子さまが自分のペースで達成感を味わえるようサポートすることが大切です。

勉強の習慣づくりは、お子さまの目線に立って考えることがポイントです。

合理的な説明よりも、感情に寄り添ったアプローチを心がけることで、お子さまの意欲を引き出すことができます。

さいごに

今回は家庭学習のポイントを5つに絞ってお話ししました。

少しずつ取り入れて、お子さまの学習環境をより良いものにしていただけたら嬉しいです。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!ご家庭での学習に関するご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

京の算数学 解答#900

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