京の算数学問題#882
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
私たちが生まれてから社会人として働くまでの間、学校という環境を通じて成長していきます。小学校から中学校、高校、そして大学へと進む中で、人格形成と教養を育んでいくわけですが、この過程で「やらされている」という感覚を持つことが少なくありません。
特に現代では、SNSやメディアの影響もあり、勉強が「義務」や「負担」に感じられる社会が形成されつつあります。こうした中で、子どもたちが自分から学びたいと思えるような環境や声かけをしていくことが、私たち大人の役割ではないでしょうか?
今日は、どのように子どもたちに声をかければ良いのか、一緒に考えてみましょう!
なぜ「勉強しなさい!」と言ってしまうのか?
ついつい言ってしまう「勉強しなさい!」。その背景には、多くの場合、「不安」があると言えます。
- 子どもへの不安:「高校に進学できるだろうか」「将来、ちゃんとした仕事に就けるのだろうか」といった心配。
- 親自身の不安:「自分の育て方が悪いのかもしれない」という自己否定の感情。
こうした不安が言葉に現れることが多いのです。
しかし、「勉強しなさい!」という指示は、逆に子どものやる気を奪い、関係をぎくしゃくさせてしまうことも。
そこで年代別に声掛けを変えてみましょう。
【小学校低学年まで】「恐怖心」より「好奇心」
小学校低学年は、学習意欲の基盤を築く大切な時期です。
この年代の子どもには、勉強に対するポジティブなイメージを与えることが最優先です。
効果的な声かけ
- 「お母さんは勉強してこんなに楽しいことがあったよ!」と、自分の経験を共有。
- 勉強している姿を子どもに見せる(楽しそうな雰囲気を作ることが大事!)。
注意点:勉強しないと「ダメな大人になる」といった恐怖心を煽る声かけは逆効果です。
この時期の子どもたちは、動物的な「好き・嫌い」で物事を判断しやすいため、楽しい雰囲気が重要です。
【小学校高学年~中学生】「自分の好き」に目を向ける
思春期に入ると、子どもは「自分で考える力」を育て始めます。
この時期に重要なのは、「子どもの好き」に焦点を当てることです。
効果的な声かけ
- 「何が好き?」「何をしていると楽しい?」といった質問を投げかける。
- 他者と比較しがちな時期なので、できたことをしっかり褒める。
注意点:過度に口出しをすると逆効果になりやすいので、言葉の量やタイミングを考えることが大切です。
【高校生】「一人の大人」への準備
高校生になると、自分で物事を判断する力が備わってきます。
この時期には、親からの過剰な声かけは必要ありません。
効果的な声かけ
- 「困ったことがあったら相談してね」といった、一歩引いた姿勢。
- 必要な時には第3者(先生や塾講師など)の力を借りることも検討。
最終的に親が頼られる存在であることを目指して、我慢強く見守ることが大切です。
「勉強しなさい!」からの卒業
「勉強しなさい!」という言葉を使う代わりに、子どもの成長に寄り添い、適切な声かけを行うことが、子どもの自発的な学びを促します。
「声かけ」に正解はありませんが、この記事を参考に、ぜひお子さんとのコミュニケーションに活かしてみてください!
京都市中京区のアイデア数理塾、油谷がお届けしました!
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以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!