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京の算数学問題#1348

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算数学コラム
「プリントは丸が多いのに、テストになると点が取れない…」
最近ほんとうに増えています。
プリント学習やICTで演習量は増えたのに、点数がついてこないパターン。
結論から言うと、プリントが悪いわけじゃなくて、プリント学習が “できた気”で終わりやすい設計になりがちなんです。
テストで必要なのは「見て解く」ではなく 思い出して使う力なので、家庭で補足をすると点数が取れるようになってきます。
なぜ「プリントはできるのにテストが伸びない」の?
よくある原因はこの5つです。
1)見ながら解いてる(=思い出していない)
プリントは目の前に例題やヒントがあったり、流れが似ていたりして「見ればできる」。
でもテストは “自力で思い出す” 場面が多いので差が出ます。
2)同じ型ばかり解いている(=応用やひねりに弱い)
プリントは効率よく反復できる反面、パターン学習に寄りがち。
テストは「文章題」「言い回し変更」「単位」「条件」など、少しズレた形が出ます。
3)丸つけで終わる(=間違いの原因が残る)
×を直しても、「なぜ×になったか」が整理されないと同じミスを繰り返します。
4)時間の使い方が違う(テストは時間制限&緊張)
プリントはマイペース、テストは時間とプレッシャー。
特に「計算はできるけど遅い」「見直しができない」子は点が伸びにくい。
5)“考え方を書く”が足りない
今の算数は式だけでなく、図や言葉で説明する力も求められがち。
プリントが穴埋め中心だと、思考のログが残らず定着しにくいです。
家庭で補う3つ
① 「見ないで解く」時間を毎回1分つくる(ミニテスト)
プリントの最大の弱点は “思い出す練習”が少ないこと。
だから家庭ではこれを足します。
やり方(1分)
- 今日のプリントから 似た問題を1問だけ
- もしくは 昨日の間違いを1問だけ
- ノートに書いて「見ないで解く」
これだけで「プリントはできるのに…」が減ります。
② 間違い直しは“3点セット”にする(原因→次の一手)
×を直すとき、長文ノートはいりません。代わりにこれ。
間違い直し3点セット
- どこでミス?(計算/読み落とし/単位/式)
- 次は何を見る?(例:条件に線、単位に丸)
- 同じ型を1問だけ(すぐ再挑戦)
プリント学習は「反復」が強みなので、間違いも同型で即リベンジすると伸びます。
③ 「どうしてその式?」を1回だけ言わせる
テストで強い子は、答えより「考え方」が安定してます。
声かけ例(1回だけでOK)
- 「何を求める問題?」
- 「増える?減る?比べる?」
- 「なんでその式になった?」
- 「図にするとどうなる?」
説明が苦手な子は、最初は二択が効きます。
「足す話?引く話?」みたいに。
プリント学習を“点数につなげる”1週間メニュー
(低学年ならこれで十分)
- 月:プリント+ミニテスト1問
- 火:プリント+間違い直し3点セット(×だけ)
- 水:プリント+説明1回(式の理由)
- 木:プリント+ミニテスト1問(昨日の×)
- 金:プリント+“テスト形式”2問(時間を測る)
- 土日:休み or 生活の中で算数(買い物・時計)
チェックリスト:このタイプは伸びやすい
- プリントは丸が多いのにテストが低い
- 解説を見ると「わかった!」と言う
- 文章題で止まりやすい
- 単位・条件の読み落としが多い
- 見直しができない/時間が足りない
親がやりがちなNG行動
- プリントの量を増やす(疲れて雑になる)
- 100点を要求する(ミスが怖くなる)
- 間違いを責める(学習が止まる)
量より、「思い出す」「原因を見る」「説明する」を足す方が早いです。
「家庭で補う3つのポイント」を行なってもうまくいかない場合は、
- そもそも基礎の穴(10のまとまり、位、文章題の整理)がある
- 学習習慣が組めていない
- 見直しの型が作れない
ことが多いです。
ご不安な点がありましたらお気軽に当学習塾にご相談ください。
プリントは効率がいい。足りないのは“3つだけ”
プリントが悪いんじゃなく、テストに必要な要素が抜けやすいだけです。
家庭で足すのはこの3つ
- 見ないで解く(ミニテスト1問)
- 間違い直し3点セット(原因→次の一手→同型1問)
- 説明を1回だけ(式の理由)
これで「プリントはできるのに…」が改善しやすくなります。
京の算数学 解答#1348




