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京の算数学問題#1237

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算数学コラム
塾で指導していると
「うちの子、ちゃんと勉強してるのに伸びないんです…」
というご相談、本当に多いです。
でもね、僕はいつもこう思うんです。
“努力してるのに伸びない子”ほど、一番つらいのは本人だよなぁ…
だからまずは、責めるのではなく、
「何が邪魔しているのか」を一緒に探すことが大切だと思っています。
今日は、僕が日々の授業で
「あ、こういう子は伸び悩みやすいな」と感じる
3つのパターンをまとめてみます。
もし当てはまっていたら、ちょっとだけサポートの仕方を変えてみてください。
①「量だけこなしている」問題
これは、頑張り屋の子ほど陥りがちです。
- 問題集を毎日何ページも進める
- ワークを“解いた量”で安心してしまう
- 復習が追いついていない
こういう子は、“勉強してるのに伸びないループ”にはまりやすいです。
僕が子どもたちにいつも伝えているのは、
「量じゃなくて“遅れる勇気”を持ってほしい」
ということ。
間違えた問題を放置したまま進んでも、
理解は薄いまま、“わかったつもり”だけが増えていきます。
少し立ち止まって、
間違えたところを丁寧に“なぜ?”から振り返る。
これが一番の近道だったりします。
②「理解のズレに気づけていない」問題
勉強しているのに伸びない子は、
“わかっていないのに、わかった気になってる”状態がとても多いです。
たとえば
- 式は合ってるのに、考え方がズレてる
- 問題文を読み飛ばしている
- 言葉の意味をちゃんと理解していない
これは能力の問題じゃなくて、
“理解の穴”を自分で見つける力がまだ育ってないだけなんです。
だからこそ、
「なんでそう思ったの?」
「別の人に説明するとしたらどう説明する?」
この“説明させる”時間が本当に大切。
説明できない=理解が不安定、なんですよね。
説明を繰り返す子は、
ぐんぐん伸びていきます。
③「勉強が“こなす作業”になっている」問題
これは少し難しい話ですが…
勉強は「作業」になった瞬間に伸びなくなります。
「やれと言われたからやる」
「宿題だからやる」
「終わったらOK」
これだと、頭が“止まったまま”進むんです。
逆に伸びる子は、
- ちょっとだけ好奇心がある
- 「なんで?」が自然に出る
- 答えが合うより、考えることが好き
こんな特徴があります。
もちろん、最初からこういう子は少ないです。
でもね、ちょっとした問いかけで変わっていくんですよ。
「へぇ、その考え方面白いね」
「どうしてそう思ったの?」
「他のやり方もあるかな?」
こんな“親とのやり取り”が、子どもの学びを“作業→思考”に変えていきます。
じゃあ、どうしたら伸びるの?
ここまで理由を3つ書いてきましたが、まとめるとこうです
- 間違いを丁寧に振り返る
- わかったつもりを減らす
- 思考する学びに切り替える
そして何より大切なのは
子ども自身が「できた!」と思える小さな成功体験を積むこと。
伸び悩んでいる子ほど、この小さな成功が自信になります。
自信がつくと、勉強に向かう姿勢そのものが変わっていきます。
京都市中京区・アイデア数理塾より
塾では、
“問題を解くこと”ではなく
“考え方を育てること”を大切にしています。
- 計算のクセを丁寧に見つける
- 「どう考えたか」を言葉にしてもらう
- 間違いの原因から一緒に探す
「頑張ってるのに伸びない」子が
“自分でわかる力”を身につけた瞬間、
本当に表情が変わります。
もし今、伸び悩んで苦しんでいるなら相談してくださいね。
京の算数学 解答#1237




