京の算数学問題#1234

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算数学コラム
「ちゃんと聞いて!」
「何回言ったらわかるの!」
つい、そんな言葉が出てしまうこと、ありますよね。
でも実は、“話を聞かない子”は、
「聞かない」のではなく「伝わっていない」だけかもしれません。
子どもに“聞かせよう”とする前に、
“どう伝わっているか”を考えるだけで、親子のコミュニケーションは驚くほど変わります。
「聞かない子」って、本当に聞いていない?
子どもが話を聞かないとき、
親は「集中力がない」「反抗してる」と感じてしまいがちです。
でも実際には、“情報が入りきっていない”だけのケースが多いんです。
① 言葉が多すぎて、届いていない
「早く片づけて、明日の準備して、宿題もやって…!」
大人にとっては自然な指示でも、
子どもにとっては情報量オーバー。
対策
→ ひとつずつ短く伝える
「まずは机の上だけ片づけよう」
→ 終わったら「じゃあ次はカバンの中ね」と分けることで、理解がスムーズになります。
② タイミングが合っていない
遊びに夢中なとき、動画を見ているときに話しかけても、
耳には届いていても頭には入りません。
対策
→ “目線を合わせて”伝えること。
名前を呼んで、顔を見てから話すだけで「ちゃんと伝わった率」がぐっと上がります。
③ 伝え方が「注意」になっている
「なんでできないの?」
「また忘れたの?」
こんな言葉が多いと、子どもは“聞く気”をなくしてしまいます。
叱られる前提で聞くのは、誰でもつらいもの。
対策
→ “次へのヒント”として伝える。
「どうすればうまくいくかな?」
「今度はこうしてみようか」
と、一緒に考える姿勢に変えるだけで、受け取り方が変わります。
「聞く力」は、“安心して聞ける関係”の中で育つ
子どもは、「聞かない子」ではなく、
“安心して聞ける環境”があれば、自然と耳を傾けるようになります。
それはつまり、「信頼関係」×「伝え方」。
大人が“伝え方”を少し変えるだけで…
- 子どもが「責められていない」と感じる
- 自分の意見も言いやすくなる
- 「聞く・話す」の双方向コミュニケーションが生まれる
つまり、“聞かせる”努力より、“伝わる”工夫の方が、ずっと効果的なんです。
家庭でできる!「伝わる伝え方」3つのコツ
① 「やってほしいこと」を具体的に伝える
× 「ちゃんとしなさい」
→ ○ 「机の上のノートを片づけよう」
抽象的な言葉より、具体的な行動を伝える方が理解しやすいです。
② 「できたこと」を先に認める
× 「なんでまだできてないの?」
→ ○ 「そこまでできたね!あともう少し!」
「できている部分」を見つけて褒めると、
子どもは“聞かれた内容”を前向きに受け止めやすくなります。
③ 「共感」をひとこと添える
たとえ内容が注意でも、
「気持ちをわかってもらえた」と感じるだけで、伝わり方が変わります。
例
「遊びたい気持ちもわかるけど、先にこれだけ片づけようか」
→ “聞かせる”ではなく“寄り添う”伝え方に。
「聞かせる教育」から「伝わる教育」へ
実はこの“伝え方の工夫”は、学校教育にも通じます。
教師も親も、「伝わる言葉」を意識することで、
子どもの理解力・思考力がぐんと伸びるのです。
京都市中京区のアイデア数理塾でも、
「教える」ではなく「伝える」「対話する」を大切にしています。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾の授業では、
一方的に“教える”のではなく、子どもと“対話”を重ねて学びを深めます。
- 「なぜそう思うの?」と考えを引き出す質問
- 「どうしたらうまくいくかな?」と一緒に考える時間
- “伝わる”言葉選びを意識した指導
聞かないように見える子でも、
伝え方を変えるだけで、驚くほど吸収力が変わります。
まとめ
- 子どもが“話を聞かない”のは、伝わっていないだけかもしれない
- 聞かせるよりも、伝え方を変えることが効果的
- 目線・タイミング・言葉の選び方がカギ
- アイデア数理塾では、“伝わる”対話型の授業を実践中
京の算数学 解答#1234




