京の算数学問題#1231

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算数学コラム
「式はあっているのに、答えが違う」
「どうして間違えたのか、子どもが説明できない」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、“計算ミス”ではなく、
考え方があいまいなまま解いているサインなんです。
算数の力は「正解を出す力」よりも、
「どうしてそう思ったのか」を考える力。
今回は、子どもの“考え方”を見える化する勉強法をご紹介します。
なぜ「式は合ってるのに間違える」の?
子どもが“表面的には理解しているように見える”のに、
結果だけ合わないとき。
実はそこに、3つの「落とし穴」があります。
① 「読み間違い」→問題を最後まで理解していない
問題文を途中まで読んで、
「たぶんこういうことだな」と思い込みで解いてしまうケース。
対策
- 問題を読み終えたら「何を聞かれてる?」と確認する
- 「どういう状況の話かな?」とイメージを言葉にさせる
ポイント
“最後まで読む”よりも、“意味をつかむ”ことが大切。
② 「式は覚えたけど、使い方を理解していない」
たとえば
「割合=部分÷全体」
を覚えていても、どっちが部分でどっちが全体か分からない。
このようなとき、
式を機械的に当てはめているだけで、思考が伴っていません。
対策
- 問題ごとに「これは“全体”?それとも“部分”?」と確認する
- 絵や図を使って状況を“見える化”する
ポイント
式を「覚える」ではなく、「理解して使う」へ。
③ 「途中の考えを整理できていない」
頭の中で考えがごちゃごちゃになり、
どの数字がどの意味なのか分からなくなるケースです。
対策
- 途中式やメモを自分の言葉で書き出す
- 「なぜこの式にしたの?」を自分で説明する
ポイント
“考えを言葉にすること”が、思考の整理になります。
「考え方を見える化する」3つの勉強法
① 図・表・線を使って整理する
文章だけで考えるのが苦手な子は、
図や表に“見える形で整理”することで、一気に理解が深まります。
例)
「3個100円のリンゴを4つ買うと?」
→ ○○○(100円)×4 = 400円
数字を線や丸で表すだけでも、
頭の中の“モヤモヤ”がスッキリします。
コツ:ノートに「考えのあと」が残るように書くこと。
② 「言葉で説明する」練習をする
子どもが「なんとなく」で解いているとき、
説明を求めるとすぐに分かります。
👩👦「なんでその式にしたの?」
👦「えっと…前にこうやった気がして…」
このとき、間違いを指摘するより、
「なるほど、そう考えたんだね。でも他の方法もあるかな?」
と“思考を広げる”問いかけをしてみましょう。
コツ:説明できる=理解できている証拠。
③ 「考え方ノート」をつくる
ただのノートではなく、
“自分の考えを整理する専用ノート”をつくるのがおすすめです。
書き方の例
- 問題文を書き写す
- 「わかっていること」「聞かれていること」を分ける
- 考え方や途中式をメモする
- 最後に「どうしてそう思ったか」を言葉で書く
コツ:正解よりも“考えの過程”を残すこと。
後から見返すと、自分の成長が見えるようになります。
「考え方」を大切にすると、勉強が楽しくなる
考え方を言葉や図で整理することで、
子どもは「自分で考えるのが楽しい」と感じるようになります。
すると
- 「どうしてこうなるの?」と自分から質問できる
- 間違えても“理由”を説明できる
- 問題を解く力が“応用力”に変わっていく
つまり、“考え方を見える化”することが、応用力の第一歩なんです。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
“式の正しさ”よりも“考え方のプロセス”を大切にしています。
- 自分の言葉で説明できる授業スタイル
- 図や会話で考えを整理するトレーニング
- 「なぜそうなるのか?」を一緒に考える対話型学習
算数が苦手な子も、
“考えることが好きな子”に変わっていく姿をたくさん見てきました。
まとめ
- 「式は合ってるのに間違える」は“考え方”の整理不足が原因
- 読み取り・理解・説明の3つを意識するとミスが減る
- 図・言葉・ノートを使って“考え方を見える化”しよう
- アイデア数理塾では、考える力を育てる授業を実施中
京の算数学 解答#1231




