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京の算数学問題#1201

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算数学コラム
こんにちは。
京都市中京区の数学と理科の専門塾「アイデア数理塾」の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「うちの子、苦手教科をなかなかやろうとしないんです」
という相談をよく受けます。
確かに、苦手な教科ほど取りかかるまでに時間がかかるもの。
でも、そこで一番大事なのは「時間の長さ」ではなく、「続けられる仕組み」です。
今日は、そんな苦手克服に役立つシンプルな習慣、
“1日15分ルール”をご紹介します。
1. 「苦手克服」は“量”より“頻度”がカギ
多くの子どもが、苦手科目を勉強しようとすると、
「よし、今日は1時間やるぞ!」と気合いを入れます。
でも、たいていは続きません。
苦手というのは、心理的なハードルが高いもの。
「やる気を出してからやる」ではなく、
“やる気がなくても始められる仕組み”が大切です。
そのために有効なのが、「1日15分だけやる」というルール。
短い時間でも“毎日触れる”ことで、苦手意識が少しずつ薄れていきます。
2. 「15分」でやるべき内容の決め方
15分という短い時間では、「何をやるか」を明確にしておくことが重要です。
- 数学:1ページだけ/1問だけ解く
- 英語:単語10個+1文音読
- 理科:教科書1項目を読む
- 国語:文章の要約を1段落分
というように、「小さなゴール」を設定します。
コツは、“やれば必ず終わる”範囲にすること。
達成感があると「またやろう」と思えるようになります。
3. 「やる時間」を固定すると続く
毎日続けるコツは、
“時間を決める”ことです。
- 朝ごはんのあと15分
- 学校から帰ってすぐ15分
- 寝る前に15分
「やるかどうか」ではなく、「いつやるか」を決めておくことで、
勉強が“歯磨きと同じ習慣”になります。
特におすすめなのは夜の15分。
寝る前に復習することで、記憶の定着が格段に上がります。
4. 「できなかった日」を責めない
習慣が続かない一番の理由は、「できなかった日」に落ち込むこと。
大切なのは、翌日また再開することです。
たとえ3日続けてサボっても、4日目に再開できたらそれは“習慣”です。
苦手克服は、完璧より「再開力」が大事なのです。
5. アイデア数理塾の実践例
アイデア数理塾でも、計算が苦手な生徒に対しては1分間の計算スピードアタックを行ったり、
苦手な範囲も1問だけ取り組んでみるなど
短時間で“できた!”を積み重ねる指導をしています。
また、家庭での15分ルールの取り入れ方も一緒に考え、
お子さんが「やらされる勉強」から「自分でできる勉強」へと変わるサポートをしています。
まとめ:「苦手」を“毎日触れる科目”に変えよう
苦手教科は、“触れる回数”が自信に変わる科目です。
1日15分でも、毎日続ければ1年で90時間以上の学習時間になります。
大切なのは、始めるハードルを下げて、継続できる環境を作ること。
今日から、“1日15分ルール”を親子で実践してみてください。
京の算数学 解答#1201
