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京の算数学問題#1113

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「うちの子、家ではまったく勉強しないんです…」
保護者の方から、最もよく寄せられる相談のひとつです。
でも、ご安心ください。
子どもが家で勉強しないのは、能力の問題ではありません。
ほんの少しの関わり方で、自分から学習に向かう姿勢は育てられます。
私が塾で実際に行っている「声かけ」や「関わり方」のポイントを、5つにまとめてお伝えします。
どれも特別なテクニックはいりません。今日からできることばかりです。
1. 「勉強しなさい」は逆効果
「勉強しなさい!」という言葉で、子どもが素直に勉強するケースはほとんどありません。
むしろ、「やらされている感」が強まり、学習へのモチベーションは下がってしまいます。
勉強とは本来、「自分の興味や好奇心から取り組むもの」。
その芽を摘まないように、私は基本的に子どもに「勉強しなさい」とは言いません。
関わる大人が「何に興味があるの?」と問いかけてあげるだけでも、学びのスイッチは入っていきます。
2. 結果より「過程(プロセス)」を褒める
テストで良い点が取れたとき、「すごいね!」と褒めたくなるのは当然です。
でも、それ以上に大切なのは、その点数に至るまでの努力に目を向けること。
「前より集中できてたね」
「ちゃんと時間を決めて取り組んでたよね」
そんなふうに、子ども自身の行動や工夫を見てあげると、
「やればできる」という自己効力感が育ちます。
3. 小さな成長を見逃さない
プロセスに注目すると、子どもの小さな成長に気づけるようになります。
- 今まで5分で飽きていたのが10分続いた
- 毎回忘れていた宿題が続けて提出できた
- 間違えたところを自分から見直すようになった
こうした変化に気づいて言葉にしてあげると、
「自分は変われるんだ」という感覚が育ち、次の一歩につながります。
4. 子どもに“任せる”勇気を持つ
私は、宿題を忘れてきた子にも怒りません。
なぜなら、それで困るのは本人だからです。
「やらなかった責任は自分にある」という意識を持たせることが、
最終的には自立につながります。
もちろん、初めはやらない子も多いです。
でも、怒らずに任せ続けていくと、子どもは徐々に「自分で決めた方が楽だし、うまくいく」と感じ始めます。
結果として、自分から机に向かう習慣がついていくのです。
5. 子どもを信頼する
そして何より大切なのは、「子どもを信じること」。
信頼して見守ってもらっていると感じたとき、
子どもは自分の意思で一歩を踏み出せるようになります。
ときにはミスもあるでしょう。
そんなときは、大人も「ごめんね」と素直に謝ること。
子どもを一人の人間として尊重する姿勢が、関係づくりの土台になります。
「家で勉強しない」は、変えられる
子どもが家で勉強するようになるには、
「何を言うか」よりも「どう関わるか」が大切です。
- 命令しない
- 小さな成長を見つけて伝える
- 自分で決める機会をつくる
- 失敗も含めて信頼する
この積み重ねが、子どもを変えていきます。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾・油谷拓哉がお届けしました!
子どもたちの“やる気の芽”を、一緒に育てていきましょう。
ご相談はいつでもお気軽にどうぞ!
京の算数学 解答#1113
