実は日本発祥だった!〜日常にある「海外っぽいけど日本生まれ」のアイデアたち〜 京の算数学#1103

京の算数学問題#1103

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算数学コラム

こんにちは。京都市中京区で塾を運営している油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

私たちが普段、何気なく使っているものの中には、「これは外国のもの」と思い込んでいたものが、実は日本で生まれたアイデアというケースがたくさんあります。

たとえば、ナポリタンやオセロ、カッターナイフ
「えっ、それって日本の発明だったの?」と思わず驚くようなものばかり。

今回は、そんな“日本発祥だけど意外と知られていない日常アイテム”をいくつかご紹介します。
身近な物を通して、日本の発想力と技術力のすごさに、ぜひ触れてみてください。


1. カッターナイフ

1956年に岡田良男氏によって発明されました。

「折って使える刃」でおなじみのカッターナイフは、板チョコの割れやすさからヒントを得た日本の発明です。

最初はどこにも相手にされませんでしたが、岡田さんは自ら会社を作って製品化。その後、世界中に広がり、今では日用品の定番になっています。

2. マスキングテープ(和紙タイプ)

もともとはアメリカ発の工業用テープですが、和紙を使って剥がしやすく改良したのが日本。

これによって塗装現場の使いやすさが向上し、さらに近年は文房具・デザイン用途としても世界中で大ヒットしています。

3. オセロ

白と黒のコマで戦う人気ボードゲーム「オセロ」は、日本人の長谷川五郎さんが1973年に開発。

元になったのは「リバーシ」というイギリス発祥のゲームですが、ルールをわかりやすく整えたことで、子どもから大人まで楽しめるゲームとして世界中に広まりました。

4. ナポリタン

イタリアのナポリとは無関係!
ケチャップで炒めたスパゲティ「ナポリタン」は、戦後の日本で誕生した洋食メニューです。

発祥は横浜のホテルニューグランド。進駐軍の物資を使って作られたのが始まりとされ、今では家庭でも喫茶店でも定番のメニューになっています。

5. 天津飯(てんしんはん)

中華料理っぽく見える天津飯も、実は日本発祥。

浅草の中華料理店がルーツとされ、ご飯の上にカニ玉をのせ、あんをかけたこの料理は、日本人の味覚に合わせて作られた「和製中華」の代表格です。


まとめ:日本人の発想力は、日常に息づいている

今回ご紹介したものはほんの一例ですが、どれも身近で当たり前にあるのに、日本の発明だったという点が面白いところ。

技術力だけでなく、「こうしたらもっと便利になる」「こんなふうに変えたら楽しいかも」という柔軟な発想こそが、日本の強みと言えるのではないでしょうか。

日々の暮らしの中にある“日本らしさ”を、改めて見つめ直してみるのも楽しいものです。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾・油谷拓哉がお届けしました。
算数・数学好き、あつまれ!

京の算数学 解答#1103

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