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京の算数学問題#1089

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
夜空を見上げると、たくさんの星がキラキラと光って見えますよね。
でも…「なんであんなに遠くにある星が光って見えるの?」「本当にあれは自分で光ってるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今日は、星がなぜ光って見えるのか?という宇宙のふしぎについて、わかりやすく解説していきます!
星の正体は「太陽みたいな星」
まず知っておいてほしいのは…
星=太陽と同じように、自分で光を出している天体だということ!
太陽は昼間に見える、とても明るい星ですが、夜に見える小さな星たちも、実は太陽と同じように自分で光っているんです。
つまり、夜空に見える星の多くは「太陽の仲間」なんですね!
星が光って見えるのは「遠くにあるから」
じゃあ、どうして太陽と同じなのに夜の星は小さく見えるのでしょうか?
それは、とてもとても遠い場所にあるからです。
星は地球から何十万キロ、何億キロ、さらに遠いと何光年(こうねん)も離れた場所にあります。
光はとても速いスピードで進みますが、それでも何年もかかるくらい遠くにあるため、小さな光の点に見えるのです。
星が「キラキラ光る」のはなぜ?
星を見ていると、「チカチカ」「キラキラ」と光がゆれているように見えることがありますよね。
これには大気(たいき)=空気の層が関係しています。
地球のまわりには空気があります。
その空気の中を通って、星の光が私たちの目に届いているのですが…
その途中で空気のゆらぎにより、光が曲がって見える(これを「屈折」といいます)ため、星がキラキラゆれて見えるのです。
まるで星が瞬いているように見えるのは、空気の動きのせいなんですね!
星と惑星の光り方のちがい
ところで、同じように夜空に見える「金星」や「木星」は、星と少しちがって見えることに気づいたことはありませんか?
実は、これらは「恒星(こうせい)」ではなく「惑星(わくせい)」です。
- 恒星(星)…自分で光っている(例:太陽、シリウス、ベガ)
- 惑星…太陽の光を反射して光って見えている(例:金星、火星、木星)
惑星の方が星よりも近い位置にあるため、光があまりゆれず、キラキラしないのが特徴です。
まとめ|星が光って見えるのはどうして?
- 夜空に見える星のほとんどは、自分で光っている「恒星」!
- とても遠くにあるので、小さな点のように見える
- 空気のゆらぎで、キラキラ光って見える
- 惑星は太陽の光を反射しているので、キラキラしにくい
おわりに|空を見上げたくなる理科のふしぎ
星が光って見えるのは、宇宙の広さと光の力が合わさったすごい現象なんです!
「ただの光ってる点」ではなく、実はとても大きくて熱い、太陽みたいな存在だと知ると、夜空の見え方も変わってきますよね。
ぜひ今夜は、空を見上げて星を観察してみてください!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
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京の算数学 解答#1089
