葉っぱが緑なのはなぜ?小学生の理科でわかる植物のふしぎ 京の算数学#1080

京の算数学問題#1080

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で塾を運営している「アイデア数理塾」塾長の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

公園や山道を歩いていると、緑の葉っぱがたくさん目に入りますよね。
春や夏には木々が元気に葉っぱを広げて、まるで緑のじゅうたんのように見えることもあります。

でも、ふと思いませんか?

「どうして葉っぱって緑色なんだろう?」

今回はこの「葉っぱの色」のひみつについて、小学生にもわかるようにやさしく説明していきます!


葉っぱの色のもと「クロロフィル」

葉っぱが緑に見えるのは、「クロロフィル」という色素(しきそ)があるからです。
クロロフィルは、光合成(こうごうせい)という働きをするときに使われる、とても大切な成分です。

クロロフィル=植物が光をあびて栄養をつくるためのエネルギーキャッチャー!

クロロフィルは、太陽の光の中でも「赤」と「青」の光をよく吸収します。
一方、「緑」の光はあまり吸収せずにはね返します。
だから私たちの目には、緑色の光が目立って見えるんです。

つまり、葉っぱが緑に見えるのは、緑色の光だけが反射されているからなんですね。

光合成ってなに?

クロロフィルは、「光合成(こうごうせい)」という大切な働きをするときに使われます。

植物は、次の3つを使って栄養をつくります

  • 太陽の光(ひかり)
  • 空気中の二酸化炭素(にさんかたんそ)
  • 土から吸い上げた水

これらを葉っぱの中で組み合わせて、でんぷんなどの栄養と、酸素(さんそ)を作るのが光合成です。

光合成があるから、植物は自分で栄養をつくって育つことができるんですね。

秋になると葉っぱが赤や黄色になるのは?

夏まで緑だった葉っぱが、秋になると赤や黄色に変わることがありますよね。
あれはどうしてでしょうか?

実は、寒くなってくるとクロロフィルが少なくなって、その代わりに「カロテノイド(黄色)」「アントシアニン(赤)」といった色素が目立ってくるからです。

クロロフィルが減る=緑が目立たなくなる
→ 他の色が見えてくる → 赤や黄色になる!

つまり、葉っぱの中にはもともといろんな色素があるけれど、緑が一番強く見えるのはクロロフィルが元気だからなんです。

まとめ:葉っぱが緑な理由

  • 緑の正体は「クロロフィル」という色素
  • クロロフィルは光合成で必要な成分
  • 緑の光だけをはね返すから緑に見える
  • 秋になるとクロロフィルが減って赤や黄色が見えてくる

おわりに:葉っぱの色から植物のひみつを発見しよう!

葉っぱの色は、植物の「元気のバロメーター」。
緑が濃いときは光合成をがんばっている証拠です!

今度公園や道ばたで植物を見つけたら、「この葉っぱはどんなふうに光を吸収しているのかな?」と、ちょっと理科の目で観察してみてくださいね!

以上、京都市中京区の「アイデア数理塾」塾長、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数数学好き・理科好き、あつまれ〜!

京の算数学 解答#1080

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