小学生が算数を好きになる!保護者ができる5つのサポート法 京の算数学#1073

京の算数学問題#1073

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の学習塾「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

「うちの子、算数が苦手で…」
「計算になるとイヤがるんです」

そんなご相談をよくいただきます。

実は、小学生の算数への苦手意識は家庭での関わり方によって大きく変わります。

今回は、小学生が算数を好きになるための親の接し方について、塾長目線でポイントをお伝えします。


1. 保護者の“算数に対する姿勢”が子どもに影響する

まず大前提として、保護者の算数に対する言動は子どもに大きく影響します。

「私も算数苦手だったから、気持ちわかるよ〜」
「算数って将来あまり使わないよね」

こうした言葉がけ、無意識のうちにしていませんか?大人にとって何気ない一言でも、子どもにとっては「算数=つまらない・難しい・役に立たない」と受け取ってしまう原因に。

反対に、

  • 「お父さんは算数が得意でね」
  • 「お母さんも昔は苦手だったけど、頑張ったらできるようになったんだよ」

というように、ポジティブなエピソードを伝えると、子どものやる気にもつながります。

成功体験の積み重ねが「自信」を育てます。少しでも解けたら、しっかりほめてあげましょう!


2. 算数を「生活の中」に取り入れる

算数は机の上だけで学ぶものではありません。

日常生活の中にも、算数を学ぶチャンスはたくさんあります。

  • お買い物でのお釣り計算:「1000円出したら、いくら戻ってくる?」
  • 料理の分量計算:「このレシピは4人分。じゃあ、8人分ならどうする?」
  • 時刻とスケジュールの計算:「15時に出たら何時に着くかな?」

こうした場面で声をかけるだけでも、算数が「役に立つ知識」として子どもの中に自然と定着していきます。


3. ゲームや遊びの中に“算数”を取り入れる

算数を「勉強」としてでなく「楽しいもの」と感じさせる工夫も有効です。

  • 人生ゲームやカードゲームの点数計算
  • サイコロを使ったすごろくで偶数・奇数を学ぶ
  • 算数系のパズルやクイズ

こうした遊びの中で数字や考えることに親しむと、「考えること=楽しい」と感じられるようになります。

特に低学年のお子さんには効果的です。


4. 「間違えるのは当たり前」という環境づくり

算数が苦手になる原因の一つに、「間違えたことを怒られた経験」があります。

「また間違えたの?ちゃんと見て!」という言葉が、子どもをどれだけ追い詰めるか…。

授業でもよく感じます。

間違いは成長のチャンスです。

  • 「どうしてそう考えたの?」
  • 「次はどうすればよくなるかな?」

と、プロセスに目を向けた声かけを意識しましょう。

正解よりも「考える力」を育てることが大切です。


5. 見守りつつ“自主性”を大切に

宿題や家庭学習、つい口を出したくなりますよね。

でもやりすぎは逆効果です。

  • まずは子どもに考えさせる
  • ヒントを出すのはその後
  • 答えは急がず、自分の力で出させる

このスタンスが、算数への自信と「自分で考える力」を育てます。

学年が上がるほど「教えすぎないこと」が大切になります。

適度な距離感を持って、見守る姿勢を心がけましょう。


まとめ|子どもにとって算数は“親しみやすさ”がカギ

子どもが算数を好きになるには、保護者の関わり方が大きなカギを握っています。

  • 親がポジティブな姿勢を見せる
  • 日常生活で算数に触れる機会をつくる
  • ゲーム感覚で楽しく学ばせる
  • 失敗しても責めず、考えるプロセスを重視
  • 子どもの自主性を尊重する

こうした関わりを重ねることで、「算数って面白い!」という気持ちが育ちます。

苦手意識をつくらないこと、そして何より楽しく続けることが算数好きへの第一歩です。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉がお届けしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#1073

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