一次方程式の解き方を完全マスター|基本から応用までこれ一つでOK 京の算数学#1069

京の算数学問題#1069

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算数学コラム

はじめに:一次方程式ってなに?

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

「一次方程式」と聞くと、「xが出てきて難しそう…」と感じる中学生も多いですが、実は

「1つの文字に対して、1つの正解を見つける」だけのシンプルな計算
です。

このページでは、一次方程式の意味から解き方、つまずきやすいポイント、そして応用問題まで、わかりやすく完全解説します。


1. 一次方程式とは?基本のカタチを確認しよう

一次方程式とは、文字が1つで、次数が1(=文字の指数が1)の方程式のこと。

例)

  • x + 5 = 12
  • 3x – 2 = 10

ポイント:xの2乗やxの3乗が入っていない「シンプルな式」


2. 一次方程式の解き方(基本ステップ)

STEP 1:等式の左右を整理する

必要に応じて、かっこを外す、同類項をまとめる。

STEP 2:xを片方に、数字を反対側に移す(移項)

=を挟んで文字や数字(項)が移動するときは、符号を変えるのを忘れずに!

STEP 3:xの係数を1にする

xの前に数字がある場合、割り算で処理する。


🔎 例題1

x+5=12

① 数字を移す → x=12−5
② 計算する → x=7


🔎 例題2:

3x−2=10

① 数字を移す → 3x=10+2
② 計算する → 3x=12
③ 係数で割る → x=4


3. よくあるミスと注意点

ミスの例正しい考え方
移項したのに符号を変え忘れる「移項=反対側に移す+符号チェンジ」
xの前の数字を忘れてそのままに「最後に必ずxの前を1にする」
式を勝手に左右入れ替える「左右対称を意識して、バランスを崩さない」

4. 少し難しい問題にも挑戦!

🔎 例題3(かっこあり):

2(x+3)=16

① 分配法則でかっこを外す → 2x+6=16
② 数字を移項 → 2x=10
③ 割ってxを出す → x=5

【別解】

①両辺を2で割る → x+3=8
②数字を移項する → x=8-3
③計算をしてxを出す → x=5


🔎 例題4(分数あり):

x/2+3=7

① 数字を移項 → x/2=4
② 両辺を2倍 → x=8

→ 分数がイヤなら最初に「両辺を2倍してから始める」のもOK!


5. 方程式は“天秤”のイメージで理解!

方程式は「=」の左右が釣り合っている状態です。

だから、両辺に同じことをすればOK!

  • 両辺から5を引く
  • 両辺を3で割る
    → どちらも「天秤のバランスを保つ」から問題なし!それが移項で符号が変わると呼ばれる理由です。

6. 練習問題(レベル別)

【基本レベル】

  1. x+8=15
  2. 4x=24
  3. x−3=10

【標準レベル】

  1. 2(x+5)=18
  2. x/3−2=1

【応用レベル】

  1. 2x+5=x+9
  2. (3x−2)/2=5

7. 練習問題 解答

【基礎レベル】

1.x=7
2.x=6
3.x=13

【標準レベル】

4.x=4
5.x=9

【応用レベル】

6.x=4
7.x=4


7. 一次方程式ができると何がすごい?

一次方程式が解けるようになると…

  • 文章題に強くなる
  • 図形の長さや面積を文字で求められる
  • 2年以降の連立方程式関数にもつながる

→ 数学の「基礎体力」とも言える分野です!


まとめ:マスターのカギは「ゆっくり・正確に」

一次方程式は、焦らず一つ一つのステップを丁寧に進めることが大切です。

  • 式を整理する
  • 移項する
  • 係数を1にする

この3ステップが「無意識でできる」ようになれば、どんな問題も怖くありません!

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数・数学好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#1069

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