数学コラムの目次
京の算数学問題#1064

アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で小学生・中学生を中心に指導している【アイデア数理塾】の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
今日のテーマは、「重力(じゅうりょく)」ってなに?というお話です。
みなさん、「なんで物は下に落ちるんだろう?」「ジャンプしたのに戻ってくるのはなぜ?」と不思議に思ったことはありませんか?
今回は、小学生にもわかるように「重力とはなにか?」をやさしく解説していきます!
重力とは?一言でいうと「下に引っぱる力」
重力とは、地球が物や人を下に引っぱる力のことです。
たとえば、
- ボールを投げると下に落ちる
- リンゴが木から落ちる
- ジャンプしたら、すぐ地面に戻る
こうした現象は、すべて「重力」がはたらいているからです。
体重と質量のちがい
「地球と月では重力が違う」って聞いたことありますか?
実はこの違いによって、
- 地球で体重60kgの人も
- 月では約10kgぐらいに感じます(重さが約6分の1!)
でも「質量(しつりょう)」は変わりません。
質量とは物そのものの大きさ・中身の量です。
- 重さ(体重)→場所によって変わる
- 質量→どこにいても同じ
と覚えておくといいですよ。
なぜ物が下に落ちるの?その理由は「地球の引っぱる力」
地球はとても大きくて重い星なので、すべての物を中心に向かって引っぱっています。
だから、ジャンプしても地面に戻るし、物を落としたら下に落ちていくのです。
この地球の引っぱる力こそが、「重力」と呼ばれるものなんですね。
重力はどうして生まれるの?
この「重力」の正体を発見したのが、イギリスの科学者・ニュートンです。
彼が考えた「万有引力の法則(ばんゆういんりょくのほうそく)」によると、
すべての物は、おたがいに引っぱり合っている
と言われています。
でも、物が大きくて重いほど、その引っぱる力は強くなるので、地球のような大きな星は強い重力を持っているのです。
宇宙にも重力はある?
「宇宙には重力がない」と思っている人も多いですが、宇宙にもちゃんと重力はあります。
ただし、
- 地球にいるときよりも弱い
- 月では地球の6分の1の重力
- 宇宙船の中ではほとんど感じない(無重力)
という違いがあるだけです。
宇宙飛行士が宇宙でふわふわ浮かんでいるのは、地球の重力の影響が小さくなっているからなんですね。
重力がなかったらどうなるの?
もし地球に重力がなかったら、どうなると思いますか?
- 私たちは地面に立っていられない
- 物が空中にうかぶ
- 空気や水も流れていってしまう
つまり、地球での生活ができなくなってしまうんです。
重力は、目には見えないけれど、私たちの生活に欠かせないとても大事な力なのです。
まとめ:重力とは、地球が私たちを守ってくれる力!
- 重力とは、地球が物を下に引っぱる力
- 物が落ちたり、ジャンプしても戻ってくるのはこの力のせい
- 重力があるから、地球に立って生活できる
- 宇宙や月では重力の強さがちがう
私たちが当たり前に感じていることも、「なぜだろう?」と考えてみると算数や理科のおもしろさが見えてきます。
今後も身近な科学をやさしく解説していきますので、ぜひまた読みに来てくださいね!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
算数・理科好きあつまれ~!
京の算数学 解答#1064
