【4月はなぜ心がざわざわする?】春先に起きる“4月病”の正体とは 京の算数学#1018

京の算数学問題#1018

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算数学コラム

こんにちは!
京都市中京区で「アイデア数理塾」を運営している、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

新学年、新学期、新しいクラス。
4月はたくさんの“はじまり”が詰まった季節ですね。

でもその一方で、

「子どもがなんとなく落ち着かない」
「学校に行きたくないって言い出した」
「朝起きづらい・疲れやすい様子がある」

そんな声を保護者の方から聞くことも少なくありません。

今日は、なぜ春先に心や体が不安定になるのか?についてお話ししていきます。


「4月病」って知っていますか?

“5月病”はよく耳にしますが、実は4月にもメンタル面や体調に不調が現れるケースがあります。
それが、いわゆる「4月病」と呼ばれる状態です。


「4月病」は病名ではないけれど…

これは正式な病名ではありませんが、

  • 新しい環境への適応ストレス
  • 慣れない人間関係
  • 気温や気圧の変化
  • 生活リズムの変動

などが重なり、自律神経が乱れることによって心や体に不調をきたす状態のことを指します。


子どもたちが「ふわふわ」する春の正体

大人もそうですが、子どもたちも春になるとどこか落ち着きがなくなります。

それは決して“だらけている”わけでも“気合いが足りない”わけでもなく、むしろその逆。

ワクワクと不安のミックス状態

  • 新しい友だちができるかな?
  • 新しい先生、どんな人だろう?
  • 勉強についていけるかな?
  • クラブ活動、うまくやれるかな?

期待と不安が同時に押し寄せるこの時期は、心がざわざわするのが自然なことなんです。


「春の気合いの入れすぎ」に注意!

春は気持ちが前向きになりやすく、ついつい頑張りすぎてしまう時期でもあります。

ロケットスタートはガス欠に注意!

新学年に向けて「今年こそは!」と張り切ってスタートダッシュを切る子どもも多いですが…

実はこの“がんばりすぎ”が、ゴールデンウィーク直前に一気に疲れとして出てくることもあります。

最初は全力疾走ではなく、自分のペースを見つけながら走り始めることが大切です。

春の体調不良は「寒暖差」と「自律神経」がカギ

4月は、昼と夜の寒暖差や天候の変化が激しい季節です。
これが体にとっては予想以上の負担になります。

寒暖差→交感神経優位→だるさ・不調に…

人間の体は、温度差に対応しようとすると自律神経がフル稼働します。

これが続くと、

  • なんとなく体が重い
  • 朝起きにくい
  • 食欲が落ちる
    といった症状が現れやすくなるのです。

生活リズムを整えるだけでも変わります!

春先は以下のことを意識してみてください。

  • 早寝早起きで体内時計をリセット
  • 朝ごはんをしっかりとる
  • 夕方以降のスマホ・ゲーム時間を短くする
  • 休日に寝すぎない

これだけでも自律神経の働きが安定しやすくなります。


まとめ|春は“心と体のリズムを整える”季節!

春は気温も風景も変わり、
そして子どもたちの心にも“変化”が訪れる季節です。

ワクワクする気持ちと、ちょっとした不安が入り混じる中で、
ついついがんばりすぎてしまうこともあります。

だからこそ、この時期は…

無理せず自分のペースを意識する
睡眠と食事で生活リズムを整える
子どものちょっとした変化に気づいてあげる

そんなことを意識して、ゆっくりと新年度をスタートさせていきましょう!

以上、京都市中京区のアイデア数理塾
油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

新しい季節、焦らずゆっくり。算数好き、あつまれ〜!

京の算数学 解答#1018

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