京の算数学問題#899
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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区にあるアイデア数理塾です。
スマートフォンが普及する現代、私たちの生活はますます便利になっています。
しかし、その一方でスマホで読書をすることで読解力が落ちるという研究結果が報告されています。
今回はその研究内容を深掘りし、読解力を鍛えるための実践的な方法をお伝えします。
読解力の低下が気になる保護者や、国語力に悩むお子さんをお持ちの方はぜひご覧ください!
スマホで読書すると読解力が落ちる?昭和大学の研究結果
昭和大学の研究チームが2022年に行った実験によると、スマートフォン上での読書は紙媒体での読書に比べて、読解力を低下させる可能性が高いことがわかりました。
研究概要
34名の被験者をスマホで読書するグループと紙媒体で読書するグループに分け、それぞれ読書後に内容についての質問を行いました。その結果、スマホで読書をしたグループの正答率が低かったのです。
さらに、呼吸リズムや脳の活動を測定したところ、以下のようなことが判明しました:
- 深い呼吸の減少:スマホで読書をすると深い呼吸の回数が減少
- 脳への負荷:スマホ読書では前頭前野が過剰に活動
この結果から、スマホでの読書は脳への負担が大きく、読解力の低下を引き起こす可能性があると考えられています。
読書だけでは足りない?「読むこと」と「理解すること」の違い
「文字を読むこと」と「内容を理解すること」は同じではありません。
内容を正しく理解するには、ただ文字を追うだけでなく、情報を整理し、関連付けて考える力が必要です。
読書習慣はあっても理解力は…?
「2021年 秋の読書実態調査」では、7割の社会人が読書を習慣化していると回答しています。
しかし、その中で文章を完全に理解し活用できる人の割合はさらに少ないと推測されます。
つまり、読書量が多くても、正しい「読み方」を知らなければ、読解力は十分に鍛えられないのです。
読解力を鍛えるなら算数の文章題が効果的!
読解力を鍛えるためには、文章を正しく理解し、それを具体的な行動に結びつける力が必要です。
この点で、算数の文章題が最適なトレーニングとなります。
算数の文章題が優れている理由
- 短文でも高い集中力が必要
算数の文章題は短いながらも、細部まで理解しないと式を立てることができません。例えば、「みかんが3個、りんごが2個あります。全部でいくつ?」という簡単な問題でも、正確な読解力が求められます。 - 文章を数値化する力を養う
算数の文章題を解く過程では、文章を読み解き、それを数値として表現する必要があります。このプロセスは、国語での要約や論点把握にも通じるスキルです。
アイデア数理塾の実例
当塾では算数の文章題に力を入れています。その結果、算数を通じて読解力を鍛えた生徒の多くが、国語の成績を大きく伸ばしています。例えば、ある生徒は国語の点数が20点以上もアップしました。このように、算数を通じた学習は他教科への波及効果が大きいのです。
スマホ時代だからこそ紙の読書が重要
スマホでの読書が普及している現代だからこそ、紙の本を読む習慣を取り戻すことが重要です。
紙媒体の読書には、スマホにはない以下のようなメリットがあります。
1. 呼吸リズムが整う
紙の本を読むと、深い呼吸が促されます。これにより脳がリラックスし、集中力が高まります。
2. 集中力が持続する
スマホでは通知やSNSの誘惑があり、読書中の集中を途切れさせる要因が多いですが、紙の本はそのような邪魔がありません。
3. 読解力が向上する
紙の本では、文章全体を俯瞰して読み解く力が必要です。この力を鍛えることで、全体像を把握する能力が向上します。
まとめ:今こそ「読む力」を鍛えよう!
スマホでの読書は便利ですが、その一方で脳や呼吸に負担をかけ、読解力を低下させるリスクがあることがわかっています。
現代社会では、紙の読書の重要性が改めて見直されているのです。
さらに、算数の文章題を活用することで、読解力を効率的に鍛えることができます。
アイデア数理塾では、算数を通じて国語力を含む総合的な読解力の向上を目指しています。
読解力を高めたい方、算数を通じて学習の基礎を築きたい方は、ぜひ私たちと一緒に学びましょう!
京都市中京区にあるアイデア数理塾が皆さまをお待ちしています。お気軽にお問い合わせください!