京の算数学問題#830
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
長さの単位って、思ったよりたくさんあるんですよね。
義務教育ではメートル法を中心に学びますが、スポーツや日常生活では他の単位が使われることもよくあります。
例えば、ゴルフではヤード、テレビの画面サイズではインチが使われるなど、さまざまな単位が文化や国によって使い分けられています。
基本の「m(メートル)」
まず、義務教育で学ぶ長さの基本単位と言えば「m(メートル)」ですね。
メートル法は18世紀末にイギリスで作られ、世界共通の単位として広まりました。
しかし、アメリカやリベリア、ミャンマーなど、メートル法を採用していない国もあるんです。
こうした違いは国家間の文化の差を感じさせます。
単位の世界には、普段あまり耳にしない「ym(ヨクトメートル)」や「Zm(ゼタメートル)」といった非常に小さなものや大きなものもあり、すべてが「m」を基準にしているのが特徴です。
ヤード、フィートって?
アメリカを中心に使われている「ヤードポンド法」では、ゴルフやアメリカンフットボールなどでよく「ヤード」が使われます。
1ヤードは0.9144メートルと定義されていて、1ヤード=3フィート。
そして、1フィートは12インチです。
さらに、1マイル=1760ヤードなので、例えば「300ヤード飛ばした!」というと約274.32メートルということになります。
また、イギリスでは昔この単位が使われていたので、現在でも競馬では「ハロン」や「マイル」という単位が使われています。
テレビのサイズはなぜインチ?
テレビの画面サイズが「50型」と表記されているのを見たことがあるかもしれません。
この「型」というのは、実は画面の対角線の長さを表していて、単位は「インチ」です。
アメリカからテレビが日本に入ってきた際、ヤードポンド法を使っていた欧米の規格がそのまま取り入れられた名残です。
しかし、メートル法を使う日本ではわかりにくいので、「○○型」という独自の表記が今も残っているんですね。
単位の面白さ
こうして見ると、単位ってただの数字以上に、国や文化、歴史に深く関わっていることがわかります。
ゴルフや競馬、テレビのサイズなど、生活の中で使われる単位を知ることで、世界が少し広がるかもしれませんね。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!