眼と学力の関係性 京の算数学#789

京の算数学問題#789

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

コロナウイルスの流行をきっかけに、学校の休校やオンライン授業の導入が続き、家庭で過ごす時間が増えたことによって、私たちの生活には新たな課題が浮かび上がってきました。その一つが、子どもたちの集中力や学習意欲の低下です。特にスマートフォンの過度な使用がこの問題を引き起こしていることに気づく保護者の方も多いでしょう。

スマホ使用の影響:集中力の低下

スマホは、便利なツールである一方、使い方を誤ると集中力の低下や脳の発達に悪影響を及ぼします。スマホの画面を見続けることで眼球運動が制限され、結果として脳への刺激が減少し、集中力や記憶力が低下する恐れがあります。例えば、スマホを使った後に「昨日の夜ご飯何食べた?」と尋ねてみると、思い出すために眼は動くことが多いです。
これは脳と眼が密接に繋がっている証拠です。

しかし、スマホ自体を悪者にするつもりはありません。重要なのは、スマホとの上手な付き合い方を学ぶことです。例えば、30分スマホを使ったら30分休憩を取るといったルールを設けることが大切です。特に小さいうちからこのような習慣を身につけることで、将来的に良い生活習慣が形成されます。

室内生活が招く視覚機能の低下

もう一つの課題は、室内で過ごす時間が増えることで視覚機能が低下することです。
視覚機能は視力だけでなく、空間認知能力や眼球運動、さらには身体を上手く動かす能力にも関わります。
例えば、学校での板書では、見たいところが見えて、頭の中で情報を処理し、それを正確にノートに書き込むという一連の動作が求められます。これがうまくできない場合、視覚機能に問題があるかもしれません。

室内では空間が限られており、遠くを見たり、視野を広げたりする機会が少ないため、視覚機能が低下しがちです。
視野が狭まると、思考も硬直しやすくなります。また、視野が狭くなることで、何もないところでつまずいたり、足をぶつけたりすることが増えることもあります。

そこで、視覚機能の低下を防ぐために、意図的にトレーニングを取り入れることが重要です。
外で遊ぶことができれば理想的ですが、難しい場合でも家の中でできるトレーニングがあります。

視覚機能向上のためのトレーニング:お手玉遊び

おすすめのトレーニングは、昔ながらのお手玉遊びです。
ボール2個と紙コップを用意し、親子で楽しく遊びながら視覚機能を鍛えましょう。
ボールを投げ上げて、眼で追いかけることで眼球運動を促進します。
もしボールを2個使うのが難しければ、1個から始めてみてください。
さらに、ペアになってボールを投げ合い、紙コップでキャッチする遊びも効果的です。
カラーボールを使って、右手と左手でそれぞれ異なる色をキャッチするルールを作ると、さらに難易度が上がり、楽しみながらトレーニングができます。

このような簡単な道具で、1日10分から20分程度のトレーニングを続けるだけで、視覚機能の向上が期待できます。
室内でもできる範囲で楽しくトレーニングを取り入れ、子どもたちの成長をサポートしていきましょう。
ぜひ、親子で試してみてください。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#789

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