京の算数学問題#700
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
算数は学校の教科書の中だけでなく、私たちの日常生活でも役立つスキルです。日常生活の中で算数を使うことで、賢い買い物や効率的な時間管理、資産管理などができるようになります。今日のブログは日常生活で役立つ具体的な算数のテクニックについてお話ししていきます。
算数を使った買い物での賢い計算
割引計算
セール中に「30%オフ」や「20%オフ」といった表示を見ることがよくあります。この時、どれくらい安くなるのかを瞬時に計算できると便利です。例えば、1000円の商品が30%オフなら、元の価格に0.3を掛けて割引額を求めます。
1000円×0.3 = 300円
この場合、300円引きとなるので、実際の価格は700円です。
割引計算は身近ですし具体的にイメージがしやすいので割合でいう何が比べる量で何が元にする量なのか?がわかりやすい教材になります。
単価計算
スーパーで2つの商品を比較する際、単価を計算するとより安い方を選びやすくなります。例えば、500gのパスタが200円、1kgのパスタが350円なら、どちらが安いか単価を計算してみます。
500gで200円→200円÷500g=0.4円/gなので1gあたり0.4円
1kgで350円→350円÷1000g=0.35円/gなので1gあたり0.35円
この場合、1kgのパスタの方が1gあたりの価格が安いことがわかります。
これでどちらを買った方が得か?がわかりますね!
損得計算は自分にとって得という具体的なメリットがありますのでお子さんも積極的に活用してくれる可能性が高いです^^
時間管理の算数
時間の計算
予定を立てる時や、移動時間を考える時に時間の計算は欠かせません。例えば、8:30に家を出て、30分かけて職場に到着する場合、到着時間は何時になるでしょうか?
8:30 + 30分 = 9:00
このようにして、正確な到着時間を把握できます。
小学2年から学ぶ時間の計算は概念的には難しくても体感も含めて時間感覚を養っていければ定着しやすくなります。
割合による時間配分
1日のスケジュールを立てる際、活動ごとにどれくらいの時間を割り当てるかをパーセンテージで考えると効率的です。例えば、1日の24時間を活動に応じて割り当てる場合、仕事に8時間、睡眠に8時間、自由時間に8時間を配分します。これをパーセンテージで表すと、それぞれ33.3%になります。
パーセントを活用する事で体感として割合を体得することができます。
家計管理の算数
予算の計算
毎月の予算を立てる時、収入と支出のバランスを考えることが重要です。例えば、月収が30万円で、家賃が10万円、食費が5万円、その他の経費が10万円なら、貯金に回せる額はいくらになるでしょうか?
収入30万円 – 支出25万円 = 貯金5万円
このようにして、毎月どれくらい貯金できるかを把握します。
キャッシュレスに慣れてしまっている現代人はリアルなお金の流れを把握しにくい状況になります。このような家計の予算を考えるのも良い教育になります。
料理での算数
レシピの調整
料理をする際、レシピの分量を調整する必要があることがあります。例えば、4人分のレシピを2人分に調整する場合、各材料を半分にします。もし、レシピに「小麦粉200g」と書かれていたら、2人分では100gになります。
単位換算
料理では、グラムやリットルなどの単位を換算することもよくあります。例えば、レシピで「1カップの水」と書かれている場合、それをミリリットルに変換するには1カップを240mlと考えます。このようにして、必要な分量を正確に測ることができます。
まとめ
算数のスキルは、日常生活のさまざまな場面で非常に役立ちます。買い物、時間管理、家計管理、料理、旅行計画など、さまざまなシーンで使える算数のテクニックをマスターすることで、より効率的で賢い生活を送ることができます。これらのテクニックを日常的に活用することで、算数のスキルを自然と向上させることができるでしょう。
日々の生活の中に算数を入れることが大切な算数教育だと思います。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!