京の算数学問題#666
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算数学コラム
学習塾を運営しているとよくわかるのですが、お問い合わせの多い学年があります。特に小学生では小学4年生〜5年生が多いのですが、ちょうどこの時期は”学力差”が顕著に現れやすい時期でもあります。
今日はなぜ学力差が開いてしまうのか?未然に防ぐためにはどうしたらいいのか?についてブログにまとめていきます。
学力差が目立つのは4年生から!?
一般的に学力差が目立つのは小学4年生からであると言われています。
今までは文章題1つとっても文章の意味が理解できていなくても単元テストの特性上「とりあえず足せばいい」といった強引な方法で解く事ができていました。
ですが4年生からは応用力が求められてきますので本当に文章を読み理解していないととりあえず足すという力技では解けなくなってくるのです。
覚える漢字の量も多くなりますし、理科や社会もより教科としての難しさを増してきます。
ですが学力差の兆候は小学1年生からすでに現れ始めています。
低学年で現れる学力差の兆候
低学年(小学1年〜2年)で現れる学力差の兆候は下記の項目が考えられます。
- ひらがなを綺麗に書く事ができない
- 書く事にとても時間がかかるあるいは過度に嫌がる
- 文章題の理解ができない
- 繰り上がり、繰り下がりでつまづいている
- 九九がうろ覚えである
- 宿題を一切やらない
小学校低学年での学力差の見極めるポイントはもちろん九九や文章題の理解など学力面もありますが、字や学習意欲も重要な見極めポイントです。
学力差が開く前の対処法
大事なのはやらない事やできない事がダメなのではなくて「なぜ嫌なのか?」「なぜできないのか?」を考える事が大切です。
ある種の根性論で「できないのはやらないからだ!!」といっても子どもが言うことを聞く事は100%ありえません。
むしろ勉強が嫌いになって余計にやらなくなる事がほとんどです。
子どもなりの理由で「〇〇が嫌だ」という理由は素直に話してくれる場合が多いのです。
よくあるのが「できない事を怒られて嫌だ」「やろうと思ってもできない」と言う事です。
「おもしろくない」「めんどうくさい」「嫌だから」という言葉で表現しますが実は嫌な理由は共通しているものです。
できない事を怒られる経験をした場合はできない事は悪い事や恥ずかしいことではないという事を伝える必要がありますし、本人の愚痴を吐き出させる事も大切です。
やろうと思ってもできないという場合は本人の努力をまずは認め、一緒に頑張ってみるそれでもダメなら一度塾や学習機関を頼ってみる事も大切です。
大切なのは1人で全てを解決しようとするのではなく力を借りる事です。
個別最適化を考える
学力差をカバーするには個別最適化が必要な事は言うまでもありません。
当学習塾も少人数制ですが個別にカリキュラムを変え、学習を進めています。
またそれだけでなく、保護者の方にも必要に応じて面談を行い関わり方についてもアドバイスをさせて頂いております。
比べる事ももちろん大切ですが上を見てもキリがないように、下を見てもキリがありません。
自分自身と向き合って努力を重ねることこそ大事なのです。
勉強の本当の目的を考えよう
勉強は個人が自分の人生を豊かにするものです。
決してやらされると言うものではないと言う事は心に留めておきましょう。
学ぶ事は楽しいと言う認識があるのに勉強となると辛いイメージが先行してしまいます。
大事なのは勉強に対していいイメージを持たずとも必要なものという認識を持つ事です。
そのイメージを子どもたちが持てるようにサポートをしていきたいですね。
以上!京都市中京区にあるアイデア数理塾がお届けいたしました!