京の算数学問題#634
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
子どもは年齢と共に大きく成長します。
特に幼稚園〜小学生の期間は1年の成長が驚くほど早いものです。
算数を指導していてもできなかったことが来週には急にできるようになっているなんて事もあります。
今日は子どもの発達段階から数の概念をいつ理解できるようになるのか?についてお話ししていきます。
年齢に応じた成長がある
算数の指導をしていると周囲はできているのに自分はできないと自信をなくしているお子さんも多く見受けられます。
ただ、子どもの成長段階は凸凹していて当たり前です。
成長が早い子どももいればゆったりな子どももいるのです。
もちろん周囲よりもできるようになりたいという意欲は大切ですが、できないことばかり目についてしまうのが人間です。
大切なのは今のタイミングでできることをやるという事です。
数字を理解するという意味
例えば「5」という数字を想像してみましょう。
5匹、5番目、5リットルなどいろんな想像ができると思います。
数の概念はここに難しさがあります。
5という抽象的な記号から、順序や量の両方を表すことができるのです。
数字を理解するというのは、まず数字が数えられて(数唱)、量を理解できて(数量)というところから始まり、それらが同じ数字という記号を指すという理解ができる。
つまり、5匹と5番目が同じ5という数字で表すことができるという事が理解できてはじめて数字を理解できたという事ができます。
子どもの年齢と数字の理解
一般的には3歳から数というものに興味を持ち始めます。
4歳ごろから10までの数字を声に出し読む事ができるようになります。
5歳になると10以上の数字を読め、1~10個までの数字と数量を理解する事ができます。
例えば、これ何個?という質問に対して5個!という理解ができているというのが5歳ごろになります。
過度に意味を理解させない
大切なのは過度に理解を促さないようにする事です。
まだ小学校低学年あたりまでのお子さんは論理的思考というのが難しい年頃です。
どちらかと言えば楽しいかどうか?というシンプルな思考がベースにあります。
なので、数を数えたり、ナンバータッチをしたりするような、“数遊び“は非常に良い学習機会でありコミュニケーションになります。
過度な学習は御法度!楽しく面白くをベースに学ぶことを楽しみましょう!!
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!