京の算数学問題#555
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「先生!オール3で偏差値いくつですか?」
「オール3でどこの学校へいけますか?」
塾の先生をしているとどうしても避けて通れないこの質問^^;
生徒たちも保護者の方も気になるところかと思いますが、私個人的にはこの考え方はあまり好ましくないと考えています。
今日は進路選びによく使われる偏差値についてお話ししていきます。
そもそも偏差値って何??
偏差値というのは個々のデータにおいて標準からどれだけ差があるのか?を表したものです。
簡単に言えば平均を偏差値50とし平均からどれだけ離れているか?
40であれば平均以下、60であれば平均以上と言えるという意味です。
偏差値は違う学校の生徒と競争になる受験においては志望校に受かるための良い指標になることは間違いありません。
オール3で偏差値いくつ?
京都市の中学校の評定は5を最高とした5段階評価です。
オール3とは全てが真ん中のように思われるためよく「オール3で偏差値っていくつ?」と聞かれることが多いです。
ただ、これは中学により異なりますので一概には言えませんが概ねオール3の場合、偏差値は40〜48あたりを推移することになります。
偏差値50の高校へ行くためには内申点の目安としてオール3に4が2つ程度になります。
学校ごとに“成績格差”がある
ただ、このオール3にしても、京都市内においては公立中学の学力差が大きくあります。
例えばA中学はテストの問題が難しくオール3のレベルだがB中学にいけばオール3に4が3つぐらい取れるということもあり得ます。
内申点が公立高校の入試には大きな影響を及ぼすためこの評定の格差に関してはなんとかしてほしいところですが、現状そのような状況のため、一概にオール3=偏差値50以下というわけでもないのです。
偏差値を正しく利用しよう!
入試で必要なのは他学校との競争です。
志望校に受かるためにはその競争に勝つ必要があります。
偏差値はあくまで今自分がどの位置にいるのか?をみる指標です。
足りていなければ勉強法を考えるツールにもなります。
ここができていないんだ!と本人に引導を渡すためのツールではありません。
ですが現状そのように使用されていることが多いように思います。
偏差値は使い方次第でやる気をアップさせることも十分可能です。
進路選択は自分の人生を考える良いキッカケになる!
進路選択においては「今の自分がいける学校」という選択はしないようにしましょう。
その決断は最後の最後まで取っておきましょう。
まずはたくさんの学校をみにいきここいいなと感じるところからスタートです。
偏差値はいける学校を探すためのものではなく、
いきたい学校に合格するためのツールなのです。
進路選択の理由はそんなに高尚なものでなくてもいいです。
友達が行くから、制服が可愛いから、私服で行けるから、部活が魅力だから、好きな先輩が行っているから。
何が言いたいかというと「消去法で決めた進路にロクなことはありません」
進路選択も自己責任です。
自分の人生は自分で切り開く1つのきっかけとして受験は子どもたちに取っての本当に良いターニングポイントになります。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!