京の算数学問題#481
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
中学から高校に入ると学習内容が大きく変わります。
特に大学受験を見据えている学校が多いのでより専門性の高い勉強へとシフトしていきます。
では中学と高校の勉強ではどのような違いがあるのでしょうか?
科目数が増え難易度も上がる
まずはなんと言っても科目数の増加です。
中学時代の主要5教科+副4教科=9教科から13教科まで増えます。
さらにより、専門的な内容になるため、中学の基礎ありきで進んでいきます。
特に基礎力がものをいう数学は文系でも理系でも数学I,Aは必修ですので、文系を選んだからと言って数学をやらなくていいわけではありません。
高校は単位を取らなければ進級できないので、赤点を取ってしまうと機器的状況に陥ります。
この点が最大の変化ではないでしょうか?
理系科目で一問一答形式のテストがなくなる
中学の時は〇〇を求めよ!→答えというテストが多かったように思います。
ただ、高校になるとこの形式は減り、いわゆるなぜそういうふうに解いたのか?を証明しければ正解はもらえません。
特に理系科目では、テストの形式が大幅に変わることにより中学の時は点数取れていたのに証明が書けずに点数を落とす生徒は大勢います。
いわゆる論理的思考力を問う問題のオンパレードになりますのでごまかしが効かなくなります。
だから難しいと感じるのです。
同級生のレベル差があまりない状態でスタートする
中学は公立中学であればある程度同じ地域から生徒が集まるので学力差もバラバラの状態でスタートします。
ただ、高校は入試を経て入学するので同じレベルの生徒が一挙に集い学習をスタートします。つまり、より本人の努力が顕著に現れるのが高校の勉強です。
周囲のフォローが減ってくる
中学は義務教育機関として周囲のフォローも手厚いですが、高校になると本人任せになるため周囲のフォローは減ります。
宿題を聞いていなければ、「聞いていないのが悪いんじゃない?」で終わってしまうのです。
もちろん高校の中でも最近ようやく個別フォローに徹底して取り組んでいる学校は増えてきましたがとはいえ現状としてはいかに自分でやるか?という自立力が高校に入るとより求められています。
進路選択で大きな差が生まれる
高校受験は同じ都道府県の限られたエリアの中での戦いになりますが、大学受験は全国です。
推薦入試も全国から推薦入試で受験をするので他の生徒たちに比べた自分の優れた点、人間性をアピールする必要があります。
地域の中でから全国へという視点を広げないと高校生活では何がやりたいのか?わからないという事態にも陥ってしまいます。
科目の難易度はなんとかなりますが、この広い視点を持つという課題は中学生から高校生になったときの最大の課題かもしれません。
さまざまな場所へ足を運んでいっぱい遊んで、体感して自分の好きを探すことが突破口となります。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!