今日の数学問題#413
数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
数学の問題を解いていると気づく事があります。
それは解答全てに明確なプロセスがあるという事です。
計算にも途中式があり、なぜそうなるのか?が明確に示されているのです。
実はコミュニケーションにおいてこの過程を説明するプロセスが非常に重要なのですが、
苦手な生徒の多い証明問題もこの視点を持つ事で解決する事ができます。
今日はこの合言葉を覚えておいてください
「数学はコミュニケーション」
証明問題のテンプレート
例えば図形問題なら、合同にしろ相似にしろ書き方の手順が決まっています。
○○と○○において
仮定より〜
○○と〇〇より〜となる。
よって、合同条件より
証明終わり
まず今から何について話すか?と前置きを話し、すでにわかっている条件(仮定)を言います。そして証明を終え定理に当てはめ結論を導きます。
この流れこそまさにコミュニケーションです。
そして、証明問題はある程度結論を設定した上で書いていきます。
これもコミュニケーションを取るにあたっては必要な事ですね。
数学の証明問題はコミュニケーション力アップにうってつけなのです。
出題の意図を考えよう
数学の問題は出題者の意図を考えることも大切です。
正解はないので考えるというのが大切なのです。
例えば因数分解なら分解をして問題解決をさせたいのだろうなという推測です。
99×101も(100-1)(100+1)=10000-1=9999というように分けて考えるとスムーズですよね。
このように問題を細分化し計算をしやすく工夫をする事が求められているという事が因数分解の単元では言えると思います。
誰が見てもわかりやすい解答をしよう!
解答の丸つけは学校の先生ですが、自分がわかっていれば良いという解答を書いていると減点につながります。
丸つけもどの先生が行うかわかりませんので誰が見てもわかりやすい解答を書く事が求められます。
これこそ社会で見ても自分だけの視点ではなく他人の視点、思いやりを持つ事がコミュニケーション力です。
ただ書き方を覚えるだけでなく、コミュニケーションの視点を考えるとどういう書き方をすれば相手に伝わりやすいのか?ポイントが見えてきますので証明の流れがわかってきます。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!