今日の数学問題#194
今日の数学コラム
PIAAC(ピアック)って知っていますか?
PIAACとは国際成人力調査のことで経済のグローバル化にともないOECDに加盟する先進国において、経済成長を促すために国民同士のスキルを高める必要があります。
各国の成人のスキル調査として平成23年に第一回調査が行われ今年第2回目が行われます。
この主催するOECDはPISAという学力テストをおこなっていてこちらの名前はお聞きになられた方も多いのではないでしょうか?(よくスウェーデンと比較されるやつです笑)
今日はそんな調査から面白い事がわかったのでご紹介します。
PIAACでわかった日本の知的好奇心の低さ
設問に「新しいことを学ぶのが好きだ」という項目があり、とてもよく当てはまる、よく当てはまるのいずれかに回答した日本人はなんと43%しかおらず米国人は81%だったとのこと。
本来知的好奇心は年齢と共に低下していくと言われています。
また日本人の20歳のデータはスウェーデンの65歳とほぼ同じなのです。
新しいことを学ぶ余裕がない?
意欲がない?
実際はどうなっているのかわからないが確かに生徒たちとの関わりの中で「どうせ〜なんでしょ?」とか「〜になるんだからめんどくさい」の発言が非常に多い。
学校の理科実験も教科書に結果が書いてあるのでゴールがわかってしまうんですよね。
あるいは「これやる意味ない、受験にいる?」なんて言う生徒もいます。
個人的には意味あると思うんですがそれはあくまで僕の考え方ですし、、、難しいところです。
インターネットで調べたら大抵の事はわかってしまいますし、この知的好奇心の低下は大問題な感じがしています^^;
知的好奇心爆裂海外のおもしろ実験(魂の重さをどう測るのか?)
1907年ニューヨークタイムズや医学雑誌に衝撃のデータが掲載されました。
ダンカン・マクドゥーガルはアメリカの医師です。
彼は人間が死ぬ際の体重の変化を記録することで魂の重さを測ろうとしました。
その結果人間は死の際に数グラムから40グラムの呼気に含まれる水分、発汗などとは違う何らかの重量を失った。犬ではその変化は起きなかったとのことです。
体液やガスを考慮に入れ算出した値は4分の3オンス(約21グラム)であると結論づけました。
魂の写真も撮影に成功したとのことでエーテル理論という物理学の考え方で説明づけた。
ですが、マクドゥーガル医師は患者の一部で計測に失敗したと自ら認めており、また、死の瞬間をどう定義するかなど測定基準も不明確であったため科学的には信憑性が認められなかった。
ただ、この実験を機に2003年に制作された人がいつか失う重さは一体何の重さなのか?をテーマとした21グラムという映画が制作された。
このタイトルは魂の重さが21グラムであるという(仮説)実験結果から由来している。
このようにいわゆる知的好奇心から実験に取り組み後の科学者だけでなく社会にも大きな影響を与える事がある。
Youtubeで実験をみるのも面白いかもしれない。
ちょうど夏休みの自由研究がある良い時期かもしれない。
ぜひこの機会に知的好奇心を刺激して色んな事にチャレンジしてみてほしい。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!