今日の問題#112
今日のコラム
数学といえば定理に人の名前がついていることが多いですよね。
最も有名と言っても過言ではないのがピタゴラスの定理でお馴染み、ピタゴラス(BC582〜BC456)です。
ピタゴラス定理とは直角三角形において斜辺の二乗と残りそれぞれの辺の2乗を足した数字が一致するというものです。おそらく一番使うのがこの定理ではないでしょうか?
ただ!実はこの定理は本当にピタゴラスが発見したかどうかわからないんです!
ピタゴラス以前にもこの定理を証明した学者もいてピタゴラスはこの定理をベースに現代数学の礎を気づいたために有名になったのでしょう。
今日はそんなピタゴラスさんのお話。
ピタゴラス教(狂)団
ピタゴラスは熱心な宗教家としても有名でした。
ピュタゴラスは知識を求めて旅を続け世界各地を20年以上にわたり旅をし、あらゆる学問を身につけ、イタリア半島のクロトンで秘密結社ピタゴラス教団を創設しました。
教団には入団条件があり、全財産を教団に収めた上で占いで審査されていたそうです。
入教後は聴講生として2〜5年の間沈黙を守り先輩の教えを乞い理解をすることだけを目的としています。
また、ピタゴラスは数の神秘に魅せられた人でもあるので調和を見出す存在が理解できず、無理数の存在を口外した弟子を殺してしまったというエピソードまであります。
ピタゴラスの最後
ピタゴラスは一説によると独裁化を恐れた民主派によって襲撃され、多くの弟子を殺され自身も85歳の時にギリシャのメタポンとで殺害されたとも記録されています。
ピタゴラスは友愛数や完全数という特別な組み合わせの数字を発見し神格化させていたとも言われており、数字の持つ神秘性と神との繋がりを見出したとも言われています。
実はピタゴラスだけに限らず数学者は頭のおかしなエピソードが実はたくさんあります^^;
確かに数学は美しいと思いますし、数秘術、ヌメロロジー、易学など数をベースにした占いもありますし、かなりの歴史や神秘性も秘めていることは間違いありませんが、現実と非現実の区別がつかないまでにのめり込むのは個人的にはどうかなと思います^^;
まあでも彼らの狂信的な数学への探究があったからこそ僕たちは生きているわけで、、
なんか複雑ですね^^;
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!