新学期に重要なのは「ワーキングメモリ」今日の数学#080

今日の問題#080

次の計算の間違えを探そう!

今日のコラム

選抜も終わりみんな夏の大会へ向けて練習に励んでいるこの時期、年度が変わり生徒たちは進学や進級、社会人でも新年度となり、環境が変わられる方も多いのでは無いでしょうか?

私も4月に入り新学期の準備に取り掛かっている今日この頃、、、

当塾では、新学期に向けて勉強の先取りとトレーニングを行なっています。

今日はそのトレーニングの一部を公開!

新学期の準備のキーワードは「ワーキングメモリ」です!

ワーキングメモリってなに?

ワーキングメモリとは超短期記憶と言われます。

情報を一時的に記憶しておく機能です。この一時的に記憶する機能とそれを処理し利用する機能を合わせてワーキングメモリと言います。

例えばスーパーのレジをイメージしてください。

お客さんが200円の商品を買い、1000円を渡しました。お釣りは800円ですよね。

この時「200円の商品」と「1000円をもらった」という2つの事実を一瞬だけ記憶する必要があります。これがワーキングメモリです。

このワーキングメモリは別の機能ともつながっていて、

「結晶性知能」→経験や学習から獲得していく言語力に関連する知能

「流動性知能」→新しい情報を瞬時に処理し操作、加工する知能

と相関があるとされています。

今回特に注目すべきは「流動性知能」です。

この知能は簡単にいうと「新しい環境に素早く適応するための能力」ともいう事ができます。

新しい環境は全てが新しい情報です。その情報を処理する力が低ければそれだけ処理をするのにエネルギーが入ります。

そのため「極端に疲れやすくなったり」「過度なストレスを感じたり」します。

ワーキングメモリのトレーニングを行うと流動性知能が鍛えられると言われていますので、新しい環境への適応力がアップすると言えます。

ぜひチャレンジをしてみましょう!

ワーキングメモリのトレーニング方法

ワーキングメモリのトレーニングのコツは一瞬見たものを覚えてアウトプットするというものです。

フラッシュ暗算は定番のトレーニングです。

瞬間的に出る数字を記憶し頭の中で処理していきます。

これも同様ですが、記憶する範囲が広範囲に広がるためより全体を記憶するという事が必要になります。

高速で1文字ずつ流れていく文字を短期記憶しながら単語をつくるのも良いトレーニングです。

また、ワーキングメモリは日常生活でもちょっとした工夫でトレーニングする事ができます。例えば道を歩いていて車のナンバープレートを覚える。青の車が何台通ったか覚える。昨日の出来事を時系列で話すなどです。

ちょっとの工夫が後々大きな力になります^^

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の解答#080

次の計算の間違えを探そう!

よくある間違いですが、マイナスのパターンが抜けていると間違いになりますので注意!

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