今日の問題#079
今日のコラム
昨日は選抜高校野球の決勝でしたね!
選抜では4年ぶりとなる近畿対決となった決勝戦。
大阪桐蔭が序盤から押せ押せで試合は進んでいく。
近江エース山田投手は1回戦からずっと投げ続けている。
今の時代1人で投げ続ける事自体が少なくなってきている中、監督の絶大な信頼からだろうか初戦では170球を超える熱投、準決では足に打球を当てながらも決勝のマウンドに立った。でも、やはり疲れがあるのか決勝は初回からおかしかった^^;
身体をかばって投げてるような感覚があって、去年は肘も壊していたみたいなのでこれからダメージが出ないと良いけど、、、すごく良い選手なだけにとても心配。
大阪桐蔭は大会タイ記録の8打席連続安打を記録した4番丸山選手を筆頭に強力打線もさることながら、前田投手、川原投手が圧巻。
しかし強いわ^^;
打者は三振しないし、まさにヒットの延長がホームランと言わんばかりにコンパクトに鋭い打球を打ち続けた挙句、準々決勝では6本のホームランを記録したかと思えば渋ってる時はスクイズや足できちんと点をとっていく何でもできる打線。
力強い投球の川原投手はパワーピッチャーかと思いきやコントロールもいいし、前田投手はキレがものすごい。フィールディングも上手く、まさにエースと言われるだけの安定感を誇っていて、柿木、藤原、根尾、徳山、山田など名選手がいたチーム以上のものを感じてしまう高校野球ファンの私でした笑
良い投手の指標として用いられる1つが回転数です。
球速は150kmを投げようと思うと少なくとも指から離れる瞬間は150km以上のスピードが必要であり、空気抵抗があるため初速と終速の差ができます。
通常球場などで表示されるスピードガンは初速を表している事が多く、スカウトがバックネット裏から測定しているものは初速と終速が両方出るものもある。
この初速と終速の差が少ない投手が和田投手や松阪投手だそうで通常10km程度の差があるのが7kmほどだそうで差し込まれるような感覚があるんだとか。
では問題です!
150km/hで2100回転
150km/hで2300回転
どちらが初速終速の差が大きいでしょうか?
正解は後者です。
回転が多い投手はその分空気抵抗を多く受けるためホップ成分が多くなります。
なので伸びると感じますが、速度差は大きくなります。
変化量が増えるのが回転量だと思ってください。
ここで大切なのが回転軸です。
では速度差が少ない回転は?というと弾丸のようなスクリュー回転いわゆるジャイロ回転です。
この場合は進行方向に力が働くので空気抵抗を受けづらくなります。
その分ホップ成分はありませんが球速差が少ないので差し込まれます。
このように考えてみると野球も数学だな〜と思いますよね。
データを見て回転や角度を見て考えて質を磨いていく。
今の時代の選手たちこそ勉強が必要だな〜と感じました。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾の油谷拓哉でした!
今日の解答#079
三角形の面積は底辺×高さ÷2で求められるので、
左の三角形:底辺(2)×高さ(4)÷2=4
右の三角形:底辺(3)×高さ(8)÷2=12なので答えは12