受験前にやってはいけない子どもへの関わり方 京の算数学#839

京の算数学問題#839

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。
油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

受験勉強に取り組むお子様を見守っていると、どう声をかけたら良いのか、また自分に何かできることがないかと考えることが多いかもしれません。

特に初めての受験となると、その気持ちが一層強くなるでしょう。

今日は、受験生を持つ保護者の皆様に「決してやってはいけないこと」をお伝えします。

1. 気にかけすぎる(過干渉)

受験生にとって一番大切なのは「環境整備」です。

本人は不安を抱えていることが多く、そこにご家族の不安が加わると、プレッシャーが倍増します。

ご心配は理解できますが、信じて見守ることも大事なサポートです。

ご自身の不安なのか、子どもの不安なのかを区別することが大切です。

「心配だから」と過度に干渉しすぎると、かえって子どもが萎縮してしまう可能性があります。

2. 他者との比較(〇〇君はこうしていた)

きょうだいや友達と比較することは、受験生にとって大きなストレスです。

「〇〇君はもっとできているのに」といった比較は避けましょう。

本人は既に自分と他人を比較していることが多く、声に出して言われると余計にプレッシャーを感じます。

「頑張っているね。何かあったら言ってね。」というシンプルな声かけが、本人にとっては信頼されている証であり、モチベーションを上げる効果的な方法です。

3. 否定的な発言(「お前には無理だ」)

否定的な言葉は絶対に避けるべきです。

「お前なんかができるわけない」と言われると、やる気が失われるか、過度な努力を強いられるかのどちらかにしかなりません。

過剰に努力しすぎるとその反動が大きく、モチベーションを失った場合には受験どころではなくなってしまいます。

受験は本人のためにあるものであり、否定的な言葉ではなく、ポジティブな励ましが重要です。

4. 自分の経験を押し付ける(「私たちの時代はこうだった」)

過去の成功例や自分の経験を共有することは悪いことではありませんが、受験制度や教育方針は変わっています。

昔のやり方が今の子どもたちに通用するとは限りません。

「昔はこうだった」と押し付けるよりも、今の教育や受験環境に合わせてサポートすることが大切です。

時には塾や専門家のアドバイスを受けることも有効です。

受験はお子様にとっても、ご家族にとっても大きな挑戦です。

しかし、最も大切なのは「誰のための受験なのか?」を忘れずに、子ども自身の成長と未来を見据えたサポートをすることです。

ご家族としてできることは、信じて見守り、必要な時に手を差し伸べることです。

焦らず、冷静にサポートしていきましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#839

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