【保護者必見!】子どもが宿題をやらない本当の理由とは 京の算数学#588

京の算数学問題#588

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

「うちの子宿題しないんです」

「家で勉強をやりたがらないんです」

学習塾を運営しているとこのご相談やお悩みは非常に多いものです。

ですが子どもは「勉強しなさい!」をいうと余計に勉強しなくなります。

今日はなぜそもそも宿題や勉強をしたがらないのか?についてお話をしていきます。

今の勉強はむずかしい

まず前提として今の勉強は小学校からすでに難しいということを知っておきましょう。

当学習塾に来られる保護者様の中にも「私たちの頃ってこんなに難しかったっけ?」とおっしゃられる方が続出しています。

実はその体感は合っています。

学習指導要領が年々改定され考える学習に切り替わった結果より難易度が上がりました。

今までは100点取れて当たり前というようなテストも現在ではどうやったら100点が取れるか?を考えるテストへと変化しています。

頑張りづらい環境になっている現在社会

加えて子どもたちを取り巻く環境もどんどん変化しています。

かつては努力をする事が大切であり、頭を使う前に身体を動かそうというある種の精神論的な指導や思想が主流でしたが、現在は効率性を重視し、自分の将来にどのように役に立つか?というロジカルシンキングが主流となっています。

もちろんどちらも大切なのですが、私も含めて今の保護者様の年代はまだ精神論時代です。現代の子ども達の思想と合うはずがありません。

私の中での努力するという価値観は泥臭く愚直にこなしていく作業的な要素が強いですが、今の子ども達はよりスタイリッシュにどうやったら効率よくできるか?を努力と捉えていることが多いです。

実は子ども自身が頑張っている事実を認めることも大切で、頑張る文化が変わっているということも知るべきです。

やらされるとやりたがらないのは健全な証拠

本来子どもはお母さんの身体の一部でした。

ただ、成長とともに自我が芽生え「私は親と違う!」と言い出します。

これが思春期です。

ですので良く保護者の方が「先生の言うことは聞くんです」とおっしゃられるのですがそれは当たり前で、私が他人だから言うことを聞くのです。

もちろんその根底には信頼関係はありますが。私にはご家族以上の信頼関係はありません。

愛情という深いつながりがあるからこそ、子ども達はやれと言われたらやりたがらないのです。

やれ!というのは私たちのような第3者が言うべきことです。

宿題をしない本当の理由とは?

実はやる気の問題以外にも、最も見落としがちな理由があります。

それは「キャパオーバー」です。

大人でもそうですが過重労働をしても平気な人もいれば病んでしまう人もいます。

それと同じで子ども達にも容量があるのです。

子ども達の頭の中には「宿題をやらないといけない」と言うことはわかっています。

ただ、すぐにエネルギーが枯渇してしまう場合、充電のために「人と話す」「ゲームをする」「涙がでる」など別行動を始めてしまいます。

それを大人目線ではサボっているとみてしまうのです。

結果、「怒られたくないからやる」に変わってしまい、勉強が一気に拷問になってしまいます。

大切なのは頑張っている事実を褒めること。

短時間の集中の後休憩をするなど取り組み方に工夫をすることはもちろんですが、

作業を削るという作業も大事になってきます。

例えば字は汚くてもいいからまずはここまで解いてみよう。

10分たったらどんな中途半端でも一旦休憩しようなどです。

キャパに少し余白ができれば少しずつ宿題をやるようになってきます。

(ただし、時間はかかります)

周囲と比べてはいけない

とはいえ、「クラスメイトは宿題もやっているし点数も100点をとっている。」

これはいつの時代もあります。

ですが、そもそも勉強自体は自己研鑽目的でやるものです。

自分が幸せになるために勉強をします。

これだと競技になりますので本来の目的からずれてしまいます。

偏差値が高い学校へ行けばその子が幸せになれるかはわかりません。

ただ、本人が自分で自分の将来を考えチャレンジしなければ決して幸せにはなれません。

そのためには今自分がいきたいと思う学校はどこか?

自分は何が好きでどんな能力があるのか?

それを勉強や部活で学校生活を通して学んでいきます。

私は数学は得意でしたが英語は苦手でした。

それこそ1日10時間を超える勉強をしていましたが苦手なままでした。

むしろ英語に関しては平均以下でした。

でもそれは必死になって努力をしたから英語できないと悩んでいる生徒の気持ちがわかります。これは努力をしてもできなかったから備わった能力だと思っています。

逆に数学はすごく伸びたので頑張れば伸びるという実感を伝えることもできます。

人生を豊かにするはずの勉強が足枷になっては行けません。

大事なのは他人と比べることではなく、あなたの子どもが幸せになることです。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#588

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