京の算数学問題#557
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
新年が明け、当学習塾でも授業が再開され数日がたちました。
この時期の生徒同士の会話でよく耳にするのが
「お年玉いくらもらった〜!?」
「お年玉で何買った〜!?」というものです。
最近ではお金ではなくゲームソフト1本など物をお年玉にするご家庭も増えているようです。
実はお年玉の由来を調べてみると面白いことがわかりました。
今日はそんなお話し
お年玉の由来はお餅だった!?
正月にはお家にお餅を飾り、その年の幸せを司る年神様をお迎えするというのが日本古来の風習です。
お餅は魂を表す物であり、新年を迎えると年神様がお餅に魂(エネルギー)を分けてくださる。これを御魂(ミタマ)が宿るといい、その年の魂のことを年魂という意味があります。
つまりお年玉の玉とは年神様の魂という意味です。
このお年玉を食べる文化が「お雑煮」です。
「御魂が宿った餅をいただく」
これが本当のお年玉の意味だったのです。
なぜお金に変わったの??
一説には江戸時代にはすでに文化として浸透していたということです。
ただ、江戸時代ではお餅や品物、お金を渡すことがあり、こうした年始の恒例の贈り物のことを総称してお年玉というようになったとのことです。
昭和30年後半の高度経済成長期以降お金を中心に渡されるようになり渡す対象も子どもが中心になっていったそうです。
お年玉の平均金額とは??
住信SBI ネット銀行が2020年に実施した2021年お年玉に関する意識調査によると、小学生では低学年が1000〜3000円、高学年が3000円~5000円がそれぞれ40%~45%の割合です。
1万円を超える金額はそうそうないようですね。
お年玉で金融教育をしよう!
近年キャッシュレスが主流になり、お金を支払うと手元からなくなるという体験や、お金の重さというものが実感できる機会が減ってきています。
お年玉もせっかくならお金の勉強として良い機会にしたいところ。
いただいた金額の一部を貯金し、一部を子どもに渡し好きなように使う。
自分が何が欲しくて、どれだけのものが今の所持金で買えるか?
実際にお金を手で持ち買いに行く。
この経験は今の子ども達には非常に重要な経験になります。
ゲーム通貨とは異なる実際のお金についてこの機会に学んでみましょう!
お年玉の由来を考えると非常にありがたいものという考え方に行き着くはずです。
この機会に“お金のありがたさ“を学んでみませんか?
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#557
問題文に倍と書いてあるからかけるではないと言うことに注意!
しっかり文章を理解しよう!