京の算数学問題#453
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「うちの子計算は速いんだけどミスが多いのよね〜」
私も教育業界に関わり始めて長いですが、このケアレスミスのご相談は本当によくお受けいたします。
実はケアレスミスには目の動きが原因の1つである事を知っていますか?
今日はそんなお話です。
ケアレスミスってなに?
ケアレスミスとは別名うっかりミスと言われます。
理解できていないのではなく、テストのプレッシャーなどで、本来注意していれば防げたはずの間違いや失敗の事をケアレスミスと言います。
ケアレスミスはなぜ起こる?
では一体ケアレスミスはなぜ起こってしまうのでしょう。
それは3つの可能性が考えられます。
プレッシャーに負けてしまう
良く生徒に多いのが家で解いているときはできるのに同じ問題でもテストになるとケアレスミスをしてしまうというものです。
原因はプレッシャーによる焦りです。
人は焦ると視野が狭まり見えない箇所が増えてしまいます。
灯台下暗しとは良く言ったもので同じ問題でも違う問題のように捉えてしまう事だってあります。
見間違いにより起こるミス
近年スマホやタブレットの普及による弊害として目の動きが悪いお子様が増えています。
これは外遊びの現象やICT機器の過剰利用が原因として挙げられますが、何せ目を動かす習慣がありません。
目ではなく首で物事を捉えてしまう生徒が多いです。
つまりその結果疲労しやすい、集中力が続きにくい、また、文字の見間違いなどが起こりやすい目の状態になってしまいます。
こればっかりはいくらプレッシャーに強くてもトレーニングをしなければ改善できません。
そもそも理解できていない
良くあるケアレスミスの落とし穴は「実は理解できていなかった」というものがあります。
意外かと思われるかもしれませんが、毎回同じところで間違ったり、説明ができなかったりというのはほとんどの場合ケアレスミスではなく理解不足です。
ただ、生徒本人がケアレスミスが多いという問題意識を抱えている場合もあるのでその場合は基礎からなぜそうなるのか?を理解する時間を設けた上で次のステップに取り組みましょう。
ケアレスミスは球技と関係あり!
実はケアレスミスが多い生徒は体育、特に球技をみていると雑さが目立ちます。
まっすぐボールを投げられなかったり、力調節が苦手だったりします。
私はビジョントレーニングのトレーナーとして多くのスポーツ選手も見てきましたが、やはりプレーの雑さは日常生活や文字などにも現れます。
ケアレスミスを減らすトレーニングとは?
迷路や間違い探し
まずはきちんと目を動かす習慣を作りましょう。
できるだけ首を動かさずに迷路や間違い探しを行ってみましょう。
手間ですが画面上よりも紙の方が効果が高いです。
指を使ってなぞる
即効性がある対処法ですが、テストの最中や問題を解く際必ず今読んでいるところを指でなぞる癖をつけます。
そうすると今見ているところがわかり、目を動かすのが苦手な生徒でもケアレスミスを減らすことができます。
球技やボール遊びに取り組む
外でキャッチボールやバトミントンなど球技を行うのも1つのトレーニングです。
目の動きや視野を意識しながら楽しく身体を動かしましょう。
緊張した時の対処法を考える
プレッシャーに負けてしまう生徒の多くは「プレッシャーに負けないように」という思考があります。
ですが〇〇しないようにという考えはプレッシャーを心理学上、強化してしまいます。
一方でそうなった時の対処法を用意している生徒はプレッシャーに強いです。
落ち着いて試験に臨むには落ち着かなかった時の対処法を用意しておくとプレッシャーを和らげることができます。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!